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バラの花 自分に友人に贈ろう
馬場川通りで10月21日に即売会
2023.10.15
前橋産のバラを中心街の馬場川通りで販売する「Poppin Rose Market(ポッピンローズマーケット)」が10月21日開かれる。規格外で出荷できないバラを1本250円と市価より安く提供する。「前橋市の花」であるバラの魅力を市民に発信し、日常生活にバラの花がある優雅さを感じてもらう。
規格外を市価より安く販売
会場は馬場川通り沿いの群馬銀行前橋支店北側駐車場。午前10時から500本を販売、売り切れ次第終了となる。自由に選べるバラは1本250円、5本セットは1000円。
馬場川通りの再整備を進めている前橋デザインコミッションが主催する。生産者でつくる前橋バラ組合が協力、馬場川通りでアトリエ・ショップを経営する黒澤千絵さんが代表を務めるポッピンローズマーケットが運営にあたる。
前橋バラ組合は市東部の富田町で栽培している7軒の生産者で組織している。日本ばら切花品評会で最高賞の農林大臣賞を2年連続で受賞するなど、品質の高さに定評がある。
バラはほぼ全量、東京都内の2カ所の市場に出荷される。花の丈、葉の数などに厳格な規格があり、同じ環境で同じ手間をかけて育てても出荷できないバラもある。近所の人に配ったり、道の駅などで販売することもあるが、ほとんどは市内に流通せず、廃棄されるものもあるという。
黒澤さんは中心街から花屋さんが姿を消している状況から、「馬場川通りに花屋さんがあるといいな」とイベントを企画した。「前橋のバラがトップブランドであることを知った。規格外であっても美しく優雅で、部屋に飾るには何の問題ない。自分へのご褒美や家族、友人への贈り物にどうぞ」と呼び掛けている。
会場にはゴールドラッシュ、サムライ、アバランチェといった人気の品種が数十種並ぶ。前橋バラ組合の摩庭孝宜組合長は「いい花を用意します。突然変異で規格外になった希少なバラもあります。ぜひ、地元の前橋の人に買ってもらいたい」と話している。