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ワーゲンが街中にやってきた
「いちにち博物館」に26台

2023.06.25

ワーゲンが街中にやってきた
「いちにち博物館」に26台

「ビートル」の愛称で根強いファンが多いドイツ製のフォルクスワーゲンを集めた「前橋中央通りいちにちワーゲン博物館」が6月25日、中央通りと隣接する前橋中央イベント広場で開かれた。1950年代から2000年代まで、時によって姿を変えたワーゲンが全国から27台集合、車好きの前橋市民を楽しませた。

70年前のオープンカーも登場

ワーゲン愛好家が自慢の愛車を出展した。すべて動く現役の車両。関東一円から集まり、中には京都から運転して来た愛好家もいた。

最も古いのは1953(昭和28)年、日本に初めて輸入された108台のうちの1台。オープンカーのカブリオレで、愛らしい姿が人気を集めた。

1950年代から2000年代までに製造された車両が幅広くそろった。かわいいバスをはじめ、さまざまな車種や色の車両が並び、タイトル通り「ワーゲン博物館」となった。

白井屋ホテル社長の矢村功さんも1994年式のゴルフを持ち寄った。2年前に人生で初めて購入した車といい、「昔から憧れていた。ドアを開けるだけで非日常の世界に浸れる」と笑顔で話していた。

展示前の朝と終了後の午後3時過ぎの2回、中心街の立川町通りなどを連れ立って巡回した。

イベントはワーゲン愛好家の信沢あつし、えりこ夫妻が2009(平成21)年から企画、運営している。新型コロナの影響で2020(令和2)年から開催を見合わせており、4年ぶりとなった。

「年輩の方は懐かしがり、若い子には新鮮に見える。ワーゲンの魅力です。街中で開催することで活性化につながればうれしい」とあつしさんは話している。12月にも計画している。