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前橋で群馬イノベーション会議
挑戦するバカであろう

2023.05.26

前橋で群馬イノベーション会議
挑戦するバカであろう

起業家発掘プロジェクト「群馬イノベーションアワード(GIA)2023」のキックオフイベント「群馬イノベーション会議」が5月26日、前橋・昌賢学園まえばしホール(市民文化会館)で開かれた。店舗スタッフのオンライン接客アプリで飛躍的に業績を伸ばしているバニッシュ・スタンダードCEOの小野里寧晃さんとジンズホールディングスCEOでGIA実行委員長の田中仁さんの年齢差20歳の前橋市出身起業家コンビがトークセッションし、同郷の起業家や起業家予備軍、経営者や会社員に起業の魅力、組織内での改革の必要性を熱く語った。

田中さん、小野里さん起業家対談

▲前橋新聞「me bu ku」第8号の表紙

▲和やかに、鋭く、トークセッションする田中さん(左)と小野里さん

田中さんは前橋新聞「me bu ku」第8号の表紙に「バカ」と書かれた小野里さんの顔写真が大きく掲載されたことにふれ、「あれ、すごいね。かっこつけない小野里さんがかっこいい」と絶賛、「失敗しないようにと身構える大人に一歩踏み込む勇気を“注射”してほしい」とお願いした。

小野里さんは「あの表紙には、ばあちゃんからクレームが来ました」と笑わせ、「『何もしないバカより、挑戦するバカでありたい』を実践してきた。失敗の反対は成功でなく、何もしないこと。失敗してもあきらめずに挑戦すれば必ず成功する」と会社経営のどん底からはい上がった自身の経験を踏まえ、再チャレンジの必要性を訴えた。

成功の秘訣について繰り返し理由を尋ねる田中さんに対し、小野里さんは①好きなことをやる②ステークホルダー全員がウィンウィンになる事業の組み立てを考える③みんながはっとすることをやる—と回答。なおも次の一手を問われると、「パンドラの箱を開けますね」と答え、これから取り組む新たなビジネスモデルを紹介した。

▲起業だけでなく、既存の組織の変革を求める田中さん

▲「やりたいことを本気でやった」と熱く語る小野里さん

「人はクリエイティブな生き物。やりたいことを世の中に遠慮しないでやることが日本に必要」(田中さん)、「前例にないからやらないのはダサいこと。群馬を、前橋を盛り上げていきたい」(小野里さん)とそれぞれ来場者にエールを送った。

トークセッションに先立って小野里さんが講演、ミュージシャン志望から300社に断られた就活、起業して数億円の借金を負いながら復活した「ジェットコースター人生」を振り返り、「好きなことをあきらめなくていい世の中にしたい」と強調した。

GIA2023は10月28日、日本トーターグリーンドーム前橋でファイナルステージを開く。独創的なビジネスプランを9月8日まで募集している。

問い合わせは事務局の上毛新聞社営業局事業部(☏027-254-9955)へ。