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もち屋伝次平 
羽二重みたいなあんぴん

2022.12.09

売り切れ必須の人気もの

今年もやってきました、「もち屋伝次平」の開店シーズンが…。後閑町のヤバタファームでとれた新米を使って作るため、オープンは12月から4月まで限定です。

このもち屋さんですが、ヤバタファームのオーナー、矢端幹男さん、晴美さん夫婦の自宅の庭に建っています。住宅街の通りに小さな看板が出ていて、そこを曲がって小道を進むと現れます。初めての人は分かりにくいかも。

▲粋な朱色の暖簾

▲のし餅は6種類

矢端さんのお餅は「群馬糯(もち)5号」という品種を使うため、きめ細やかで柔らかいのが特長。「羽二重餅みたいな食感です。柔らかすぎて扱いにくいんだけど美味しいから」と晴美さん。

一番人気は、丸めた餅にあんこを入れた「あんぴん」。販売は毎週土曜(12月20日から1月初旬は毎日)。1日200個作りますが、すぐに売り切れになってしまうとか。ふわふわでよく伸びるお餅の中から、甘さひかえめな餡がたっぷり出てきます。これはたまらない、いくつでも行けそうです。翌日、焼いて食べても美味しいだろうな。

開店直後を狙うか、「予約してくだされば取っておきますよ」と晴美さん。

 

▲柔らかすぎて包丁で切るのに失敗。断面がゴツゴツしちゃいました

▲お餅の説明をしてくれた晴美さん

お鍋にぴったり、はしっこ餅

のし餅は白切りもちのほか、玄米、青のり、紫蘇、桑など全6種類。晴美さんのオススメは紫蘇のもち。矢端家で漬けた梅干しの紫蘇を乾燥してふりかけ状にして、餅に練り込んでいます。

店内でおもしろいお餅を発見。切れ端を集めた「はしっこ餅」。これ、お鍋に入れたらすごかった。お箸でつかめないくらい柔らかくてトロトロ。美味しくて病みつきになりそう。

お餅はお店に併設する工場で全部作っています。朝7時からもち米を蒸す煙がもうもうと立ち込めるそう。季節の風物詩みたいな光景ですね。

▲餃子の皮で包んで揚げても美味しいかも

▲機械で一気に搗(つ)きます。赤城の恵にも認定されているお餅です

店舗情報

もち屋伝次平

お問合せはこちら
027-265-1315
住所 前橋市後閑町352-2
営業時間 9時~15時
定休日 不定休(営業期間は12月~4月)