学生とIT企業をマッチング
前橋にコミュニティーサロン誕生

サロンは中心街の国道17号沿いにあるビルの２階全フロア。床面積約400平方㍍。

オープンスペースは机やいすが並び、インターネット環境が整っている。365日、24時間いつでも好きな時間に利用可能。プロジェクターを使ってイベントや発表会も開ける。

学生の利用は無料だが、事前登録が必要。登録にあたってはサロンでどんな活動をするのかを問われる。すでに受け付けており、群馬大のプログラミングサークルは活動の拠点とする。

シェアオフィスは９ブース。会議室や小さな子供を連れても仕事できるように子供部屋もある。

建築デザイン、教育、キャリアコンサルティングの企業の入居が決まっており、さらに前橋市を拠点化するITベンチャー企業を誘致していく。

サロンは前橋市のアーバンデザインを意識し、壁にレンガを貼ったり、植栽を施したりしている。

オープンスペースには学生が運営するカフェ・コンビニコーナーを設置するほか、麻雀ルームやビリヤード、ダーツを楽しめるコーナーもある。学生と企業の登録会員が一緒に楽しめるようにする。

ギティーを開設した目的について、代表の神保良弘さんは「ITを活用した地方創生」と説明する。

「ITエンジニア志望の県内の学生が都内の企業に流出している現状に歯止めをかけたい。時間をかけて自然と接触するうちに、学生は企業の社風や業務を、企業は学生の素顔や実力を知ることができる」と指摘。運営にあたっては、「学生の自由な発想を活かし、一緒に育てたい」と話している。

（写真はすべてフォワードストローク提供）