watch

見たい

「まねきねこ」全米に進出
6月、ロスに1号店

2026.04.25

「まねきねこ」全米に進出
6月、ロスに1号店

 カラオケチェーン「まねきねこ」を展開するコシダカホールディングス(前橋市大友町、腰高博社長)は2026年、全米進出を始める。西海岸のロサンゼルスで6月中に第1号店を開店する。ロサンゼルスにドミナント出店して米国市場での事業モデルを構築、5年後をめどに全米100店舗体制を目指す。米国を足掛かりにヨーロッパへの進出も想定しており、腰高社長は「全世界に日本の文化である『KARAOKE』を普及させたい」と世界展開を構想する。

5年めどに全米100店舗

 ロサンゼルスの1号店は日本食レストランが集積している繁華街のソーテル地区に出店する。名称は「KARAOKE MANEKINEKO」。米国法人のKOSHIDAKA CAが運営する。

 コシダカグループは2023年1月から、ハワイで日本人観光客向けではなく地域住民を主要顧客とするカラオケ店を現地法人と共同で運営しており、業績が好調なことから米国本土への進出を決めた。

 計画では日本の首都圏と規模的に近いロサンゼルス商業圏で2年内に3~5店舗を直営で出店する。ここでノウハウを蓄積、多店舗展開に向けたバックオフィスを設立し全米に展開する。

▲全米進出の構想を明らかにする腰高社長

 米国事業の見通しについて、腰高社長は「客単価が日本の3倍高く人口も3倍。市場規模は9倍ある。100店舗達成時には500億円の売り上げを見込める」と予想する。

 現地のカラオケ事情に関しては「日本のようなカラオケボックスはほとんどない。レストランの一角にステージがあり、歌いたい人が歌う。カラオケ好きがスナックで熱唱していた日本の40年前くらいの状態」と説明する。

 新店舗には「家族や友人、仲間と仲良く歌ってカラオケボックスを楽しんでほしい」と期待する。

アジアから欧米、世界へ

 コシダカホールディングスは2011年、韓国に海外1号店を開設して以来、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアに店舗を出店している。2026年中にフィリピンにも進出するなど、アジアで積極的に展開している。

 将来的な構想として、ヨーロッパへの進出も視野に入れている。腰高社長は「コカ・コーラもマクドナルドも米国から世界に広がった。米国で受け入れられれば世界が見えてくる」と指摘する。

 「カラオケはみんなを楽しくさせてくれる。平和にもつながる。全世界に日本の文化である『KARAOKE』を普及させ、世界中の人に笑顔を届けたい」。カラオケ事業を手掛けて36年。日本のトップランナーとなった会社となり、大きな夢を描いている。

コシダカホールディングス

 1967年設立。1990年8月にカラオケ事業を開始、居抜き出店、持ち込みOK、1人カラオケといった業界の常識を打ち破るサービスなどで日本最大のカラオケチェーンに急成長する。2025年8月期の売上高は693億8700万円。店舗数は国内787店舗、海外29店舗。(2026年2月末現在)。