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茂木紘一さん語り歌う
個展会場に響いたギターの音色
2026.04.04
絵を描き、歌い、空も飛ぶ。前橋市生まれの画家、茂木紘一さんの多彩な魅力が4月4日、前橋市古市町のヤマト本社1階ギャラリーホールで開かれたギャラリートーク&ミニライブであふれた。会場には約70人が集まり、作品に込めた思いや故郷へのまなざし、フォークギターの弾き語りに耳を傾けた。個展は5月15日まで続き、前橋や旅先の風景を描いた約50点を楽しめる。
絵と音楽、会場で交差
個展会場で開かれたギャラリートーク&ミニライブは、茂木さんの人柄そのものを映す時間になった。作品について語りながら、フォークギターを手に取り、「夢想花」など4曲を弾き語りした。伸びやかな歌声に客席は引き込まれ、アンコールにも応えた。
展示では、前橋市立図書館に飾られている150号の大作「前橋駅前風景」をはじめ、前橋駅や伊香保の石段など、故郷に根ざした風景画が並ぶ。祭りを題材にした作品には人の熱気が宿り、ヨーロッパの街並みを描いた作品には旅先で出合った光や空気が息づく。近年は「きまぐれ旅」と称して県内外へ足を運び、身近な景色も軽やかにすくい上げている。
現在83歳。絵画で群馬県功労者表彰、企業メセナ群馬芸術文化功労賞など多くの受賞歴を持つ一方、もう一つの趣味であるアウトドアでも挑戦を続ける。77歳でパラグライダーを始め、みなかみ町のアウトドアクラブに通う。この日も「87歳が飛んだと聞いた。あと5年飛んだら最年長になれるので頑張ります」とユーモアたっぷりに話し、客席の笑いを誘った。


