世界のバラ 7000株が競演
前橋・ばら園まつり始まる

赤、ピンク、白、黄色…。色とりどり、形や大きさもさまざまなバラの花が美しさを競い、優雅な香りを放っている。

園内北側にはヨーロッパで古くから栽培されてきたオールドローズが植栽され、世界バラ会議の殿堂入り13種すべてを観賞できる。

豊富な花色があり四季咲きのモダンローズは主に西側に集まり、こちらも殿堂入り18種中17種がそろっている。日本、ドイツ、フランス、米国など国別に分かれており、バラのW杯のよう。

東側には英国生まれの香りの強いイングリッシュローズをはじめ、ヨーロッパやニュージーランドのバラを集めている。故ダイアナ妃に捧げられた大輪のダイアナプリンセスオブウエールズや女優の名前を付けた優雅なバラも見られる。

中央付近には前橋市のオリジナル品種「あかぎの輝き」がある。つぼみから満開になるにつれ、黄色からオレンジ、赤へと花弁の色を変化させている。

正面入口西にある管理事務所には「前橋ばらガイドの会」のボランティアが待機しており、無料で園内案内をしてくれる。ソフトクリームやジャムといったバラ商品も販売している。

まつり期間中は夜間も正面入口と北入口横の通用門を開放しており、光を浴びて輝くバラを観賞できる。