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バロックを愛する先生たち
「群馬メサイアソサイエティ」22日に定期演奏会
2026.02.06
バロック音楽を中心に演奏活動を行う「群馬メサイアソサイエティ」の第3回定期演奏会が、2月22日、昌賢学園まえばしホール小ホールで開かれる。同団は、群馬大の学生サークル「群馬大学メサイア管弦楽団・合唱団」のOBOGを中心に、社会人になっても演奏を続けたいと集まったメンバーによって、2023年に結成された。指揮を務める群馬大共同教育学部音楽教育の教授・吉田秀文さん、創団の呼びかけ人で小学校教員の萩原広生さんに演奏会の見どころを聞いた。
(取材/柁原妙子リポーター)
ラテン語の祈りの歌、マニフィカト
演奏会まであとひと月。この日の練習曲はメインプログラムとなる「マニフィカト」だ。管弦楽の華やかな響きに、重なり合う合唱が加わり、荘厳な音楽がホールに広がる。
「『マニフィカト』は、聖書に登場する聖母マリアの神への賛歌をラテン語で歌った作品です。随所に独唱や重唱で合唱が出てくるので、様々な声の重なりを楽しんでいただきたい」と吉田さん。群馬大学メサイア管弦楽団・合唱団でも15年ほど前から指揮を務めてきた。
練習では、ラテン語の発音や弦楽器の弓使いなど、バロック音楽ならではの細やかな確認が続く。
萩原さんは男声の中でも低音を担うバスパートで、独唱も担当する。プログラムのうち2曲は合唱付きで、ドイツ語とラテン語で歌う。歌詞は日本語訳を字幕で表示するため、「何を言っているかわからないという心配はない」とのこと。
▲吉田さん(右)と萩原さん
バロック音楽は17世紀から18世紀半ばにかけて発展した西洋音楽で、バッハやヘンデル、ヴィヴァルディが代表的な作曲家。チェンバロやオルガンといった鍵盤楽器を用いるのが特徴だ。
群馬メサイアソサイエティは、こうしたバロック音楽を継続的に演奏したいという思いから、群馬大学メサイア管弦楽団・合唱団のOBOGが中心となって結成した団体。現在はバッハ作品を軸に活動している。
今回の公演では、バッハの作品の中から親しみやすい3曲を選曲。なかでも「管弦楽組曲第3番」第2楽章は、「G線上のアリア」として広く知られる名曲だ。
▲オルガン(中央)とチェンバロ
若い音楽の先生が中心
母体となった群馬大学メサイア管弦楽団・合唱団は、昨年53回目の公演を行った歴史あるサークル。ヘンデルのオラトリオ(宗教曲の一つ)「メサイア」を毎年12月に上演、OBOGも賛助出演している。4年前、2022年12月の公演後、打ち上げの場で萩原さんの発した「OBで集まって何かやりたいね」のひと言に、皆んなが賛同して一気に盛り上がった。現団長の中村昭彦さん(コントラバス)がまとめ役となり、翌2023年の4〜5月ごろから練習を始め、その12月に第1回演奏会を開催した。
団員は県内各地のみならず栃木や福島からも集まり、月1回前橋市内で練習を重ねる。「学生時代から親しんできた仲間と、音楽活動で繋がることができて嬉しく思います」と萩原さん。
メンバーのほとんどは小、中、高の音楽教員で、合唱と管弦楽はそれぞれ約20人。30代以下の比較的若い世代が多い。楽器は、ティンパニ以外はチェンバロとオルガンも含め個人持ち。本来であればバロック時代に使われていた形の古楽器を使用するが、当楽団では現代のモダン楽器、いわゆる通常のヴァイオリンやトランペットなどで演奏する。
ホールに響く宗教音楽と宮廷音楽の調べ。群馬の音楽教育を支えてきた人々が紡ぐ演奏会に耳を傾けてみてはいかがだろうか。
群馬メサイアソサイエティ 第3回定期演奏会
日時 2月22日(日) 開場13時15分 開演14時
会場 昌賢学園まえばしホール 小ホール(前橋市南町3-62-1)
入場料 一般1,000円、学生500円 全自由席
曲目 「カンタータ第4番 《キリストは死の縄目につながれたり》 」「管弦楽組曲 第3番」「マニフィカト」
チケット予約はこちら(当日券あり)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf8AxGPCJF7p8G3kU5JDIZCGX_hXjMlziZMwlGdpUxbMFTzag/viewform


