【前橋まちなか新聞▶︎】繁華街の一角に アートギャラリー

アートの街として近年頭角を現している前橋。新名所「まえばしガレリア」に併設されているアートギャラリーの中でも、「タカ・イシイギャラリー」は荒木経惟、森山大道、ラリー・クラークといった著名作家を抱える日本のアート界を牽引する存在だ。そんな日本を代表するギャラリーが、地方都市のしかも深夜営業の飲食店やスナックが立ち並ぶ通りにオープンした。スタッフの小沼さんは、学生時代から現在も街中で暮らす生粋の前橋人。美大卒でも無く特段アートに詳しい訳でも無かったが、アートによる想像力で街や自身の人生が変わる予感がし転職。前職である赤城山の施設職員から180度違うキャリアチェンジを果たした。「ついこの間までは私自身がアートギャラリーとは馴染みのない生活を送っていたので、入る時の敷居の高さや現代アートに対する苦手意識の様な感覚も分かります。ただ、一見難解で高尚なように見えて、実は多くの人に通じる問いかけから作品が生み出されていたりもするんですよ。」と思いを語った。周りには近所のお爺ちゃんから部活帰りの学生もふらりと訪れてはアートを楽しんでいる。この街では地域の人とアートの距離が東京よりずっと近いようだ。

■公益財団法人前橋市まちづくり公社

■一般社団法人前橋まちなかエージェンシー(MMA)

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