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JAOS ハイブリッドで快挙
バハ1000 2年連続で完走

2025.11.17

JAOS ハイブリッドで快挙
バハ1000 2年連続で完走

 北米大陸最大のオフロードレース「第58回BAJA(バハ)1000」(11日10日~16日)はメキシコ・カリフォルニア半島で開かれ、群馬県を拠点とする4輪車ラリーチーム「TEAM JAOS(ジャオス)」はラリーでは極めて異例の量産型のハイブリッドカー「LEXUS GX550h」で参戦、昨年に続いて完走を果たした。ドライバーの能戸知徳選手(前橋市)は2年連続で単独で走破、再びアイアンマンの称号を手にした。

能戸、2年連続アイアンマン

 赤星大二郎監督は「世界一過酷なオフロードレースと称されるBAJA1000、再びソロドライブを決意した能戸を支えてくださった日本とアメリカそしてメキシコの3ヶ国のクルーが団結し完走と言う結果を得る事が出来ました。58回目を迎えるBAJA1000の歴史の中でも前例のないハイブリッド車両での完走は今後モータースポーツ活動を継続する上での大きな糧となると確信しています」とコメントしている。

▲ゴール後の赤星監督(左)と能戸ドライバー

 TEAM JAOSは4WD向けパーツメーカー、ジャオス(榛東村広馬場)の社員で構成、群馬トヨタグループとともに2022年からバハ1000に参戦している。

 LX600で参戦した前回はストックフル(市販車無改造)クラスで優勝するとともに、能戸ドライバーはスタートからゴールまで他のドライバーに変わることなく単独で完走した。今回から新3カ年計画を策定、ハイブリッドの「LEXUS GX550h」で参戦する。

▲夜間もノンストップで走行する

100㍄、不眠不休で走破「BAJA1000」

 メキシコのバハ・カリフォルニア半島で毎年11月に開かれる自動車と二輪車のラリーレース。1967年から始まった。大半が砂漠や山岳のコースを通常1000㍄(1600㌔)、2日間不眠不休で走り切る。半数以上が途中棄権を余儀なくされる北米大陸最大にして、最も過酷なレースとされる。