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都市再生 現代アートで考える
まえばしガレリアで企画展

2025.04.22

都市再生 現代アートで考える
まえばしガレリアで企画展

 都市再生の理想的なあり方を現代アートで考える企画展「remake the world」が4月26日、まえばしガレリアのギャラリー2で始まる。新宿・歌舞伎町の再開発に伴い取り壊されたビルを作品化したモニュメントをはじめ国内外で活躍するアーティストの作品を発表、都市再生について鑑賞者に主体的に鑑賞し再考してもらう。初日はだれでも参加できるオープニングパーティーを開く。

26日にオープニングパーティー

 企画展は前橋市出身の塩原将志さんの「アートオフィスシオバラ」と前橋市にギャラリーショップを持つ原田崇人さんの「rin art association」の2つのギャラリーが主催する。

 高崎市出身、在住の原田さんは白井屋ホテルやガレリアを例に、「糸井重里さんが命名した『めぶく。』をコンセプトにした前橋の都市再生の取り組みは全国的に注目されているが、作ったことはゴールではなく、あくまでスタートであり、現状を考察する上で重要な役割を果たすアートの大切さを伝えたい」と今回の企画展の趣旨を説明する。

▲原田さん

 展示作品の一つの上には観葉植物があり、芽吹いているものの今にも枯れかかっている状態に対して「前橋の現状と同じかもしれない。街の再生になんとしてでも貢献したい」と鑑賞と地方再生についての考察を呼び掛けている。

▲Chim↑Pom 《Build Burger ビルバーガー》 2018 にんげんレストランのビルから切り出された全フロアの床、各階の残留物、ミクストメディア approx. h400xw360xd280cm

 赤城山大沼近くに生まれアルペンスキーの五輪候補として活躍、自動車事故で選手生命を絶たれ美術の世界に入った塩原さんは「多くの人に現代アートを愛してほしい。前橋のまちを文化で再生しようとする試みに参加できるのはうれしい。勢いのある元気な作品を持ってきます」と話している。

▲塩原さん

 オープニングパーティーは16時から20時まで。ÐJも入り、現代アートと音楽で盛り上げる。予約なく自由に参加できる。

▲Mark Titchner 《We Want to Live and Improve》 2004 Medium Archival print on aluminum 293 × 240 cm

▲Oscar Murillo 《 Untitled 》 2012 silkscreen and oil stick on paper in artist’s frame 155.9×105cm

remake the world
【会期】4月26日(土)~6月8日(日)11時~19時
※月、火曜は定休
【場所】まえばしガレリア ギャラリー2(前橋市千代田町5-9-1)
※オープニングパーティーは4月26日(土)16時~20時
【出展作家】Assume Vivid Astro Forcus、Jean-Luc Morrman、Mark Titchner、Oscar Murillo、Chim↑Pom from Smappa!Group、やんツー、Naze、ぼく脳(順不同)
【観覧料】 無料