9月21日開幕、3カ月公開
経済成長で新たに生み出される社会や生活、文化と、底流にある歴史や信仰、自然との融合と対立により、激しく流動する東南アジアのアートを、「リキッドスケープ(流動する風景)」と題して取り上げる。
出品者はホー・ツーニェン(シンガポール)、クラコリット・アルナーノンチャイ(タイ)ら世界的に活躍する作家に加え、日本で初めて作品を発表する有望な作家を発掘している。1980年代以降に生まれた若い世代が8組13人、女性が5組5人いる。
展示ではエキゾチックな多数の映像や音楽を融合させ、リキッドスケープも中に没入するような構成としている。
Korakrit Arunanondchai《Songs for dying》(still), 2021 Co-commissioned by the 13th Gwangju Biennale, Han Nefkens Foundation and Kunsthall Trondheim. Courtesy of the artist, BANGKOK CITYCITY GALLERY, Bangkok, Carlos/Ishikawa, London, C L E A R I N G, New York/Brussels, Kukje Gallery, South Korea.
Korakrit Arunanondchai & Alex Gvojic《Songs for living》(still), 2021 Commissioned by Migros Museum and Kunstverein Hamburg with support from FACT Liverpool. Courtesy of the artist, BANGKOK CITYCITY GALLERY, Bangkok, Carlos/Ishikawa, London, C L E A R I N G, New York/Brussels, Kukje Gallery, South Korea.
Kawita Vatanajyankur《My Mother and I (Vacum III)》2021 Courtesy of the artist and Nova Contemporary.
Kawita Vatanajyankur《Shuttle》2018 Courtesy of the artist and Nova Contemporary.
Ho Tzu Nyen《CDOSEA (The Critical Dictionary of Southeast Asia)》2017–ongoing In collaboration with Sebastian Lütgert and Jan Gerber (programming), and Bani Haykal (vocals). Screen capture of website courtesy of the artist and Kiang Malingue.
Citra Sasmita《Timur Merah Project Ⅲ ; Ode to the Sun》2020 Photo by Ahmad Iskandar, courtesy of Yeo Workshop.
Nawin Nuthong《Empty Tomb》2024 Courtesy of the artist and BANGKOK CITYCITY GALLERY.
国際的なアートマップに
開幕前日の9月20日、プレス内覧会があり、ホー・ツーニャンをはじめ7人の作家が出席、「よろしくお願いしまう」と日本語で挨拶する女性作家もいた。
南條史生特別館長は「国際的な展覧会を開くことで、前橋という街を国際的なアートマップに位置付けたい。東南アジア出身の群馬県在住者にも繋がってほしい。(国際展の)シリーズの1回目という認識でいる」と期待した。
▲国際展に力を入れると話す南條さん
「リキッドスケープ 東南アジアの今を見る」
・会期 |
9月21日(土)~12月24日(火)
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・時間 |
10時~18時(最終入場17時30分) |
・休館 |
水曜 |
・入館 |
一般1000円、学生・65歳以上・10人以上の団体800円、高校生以下無料 |