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宮沢賢治絵本原画展『双子の星』
フリッツ・アートセンターで6月2日まで

2024.04.21

宮沢賢治絵本原画展『双子の星』
フリッツ・アートセンターで6月2日まで

チャンセ童士とポウセ童士という双子の星のお役目は、空の星めぐりの歌に合わせて、銀笛を吹くこと。宮沢賢治の童話に平澤朋子さんが絵を描いた絵本『双子の星』の原画展が6月2日まで、敷島公園のフリッツ・アートセンターで開かれている。双子の星の冒険と美しいグラデーションの世界を楽しもう。

美しい色とグラデーション

フリッツ・アートセンターでは毎年2回、宮沢賢治絵本原画展を開いている。38作目になる今回の絵本は、人気の絵本作家でイラストレーターの平澤朋子さんが絵を描いた『双子の星』。賢治が初めてつくった童話で、『銀河鉄道の夜』の元になった作品といわれている。

銀笛を吹くことを役目とする双子の星が、天空の星同士の争いや、やってきた彗星のたくらみにまきこまれ、思いもかけないことに…。

 

▲双子の星の絵本

平澤さんは水彩やマーカー、色鉛筆などを使い、童士たちの無垢さ、カラスやむかで、ほうき星の邪悪さを大胆かつ繊細に描いている。

展示点数は33点。会場を一周すると一冊の本を読める仕組みになっている。

4月28日13時30分から、平澤さんが来場するので、制作の話を聞きに行ってはいかがだろう。

会場のBGMにはシンガーソングライター、森ゆにさんが歌う「星めぐりの歌」が流れ、童話の世界を一層、情緒深く見せてくれる。

5月25日18時30分から、森ゆに演奏会「星めぐりの歌」が開かれる。料金は前売り4000円、当日4500円。チケット発売中。

「絵本の原画と巡り合う機会は貴重です。美しい色やグラデーションを楽しみながら、賢治の想いを感じてほしい」とフリッツアートセンター、代表の小見純一さんは話す。

 

 

 

第三十八作 宮沢賢治絵本原画展『双子の星』

お問合せはこちら
027-235-8989
住所 会場 フリッツアートセンター(前橋市敷島町240-28)
営業時間 11時~18時
定休日 火曜
入館料 無料