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SL 10年ぶり両毛線走る
3月24日、30日に高崎―桐生

2024.03.19

SL 10年ぶり両毛線走る
3月24日、30日に高崎―桐生

両毛線の高崎駅-桐生駅間で3月24日と30日、SL(蒸気機関車)が運行する。前橋駅では24日、SL出発式が開かれ、両日とも記念イベントが繰り広げられる。両毛線をSLが運行するのは10年ぶり。指定席券はすでに完売、乗車することはできないが、沿線から雄姿を望める。

前橋駅で24日、SL出発式

「SL/ELレトロぐんま桐生」はSL(C61 20)-旧型客車-EL(電気機関車)の編成。高崎発の往路がSL、桐生発の復路がELで運行する。両日とも往路は高崎9時47分発、桐生11時55分着、復路が桐生14時7分発、高崎16時4分着。

前橋駅には往路が10時6分に到着する。SL出発式は24日開かれ、小川晶前橋市長と人見紀彦前橋駅長が出席する。前橋文化服飾専門学校生による着物をリメイクした和風衣装でのお出迎え、JR東日本高崎支社太鼓隊による和太鼓演奏でにぎやかに迎える。20分後の10時26分に発車する。

▲小川晶前橋市長

▲人見紀彦前橋駅長(前橋商工会議所「糸都」より)

30日は大正ロマンスタイルの装いでのお出迎えや群馬県警音楽隊の演奏を予定している。

両日とも赤城フーズによる「カリカリ梅」配布やJA前橋市のホームでの物販を行う。

華蔵寺遊園地で2010年まで展示

C61 20は1949年8月から1973年8月まで、東北や九州で活躍したSL。廃車後の1974年1月から伊勢崎・華蔵寺遊園地で静態保存され2010年1月まで展示された。SLブームから動態保存することになり、2011年6月、東日本大震災復興を願い復元営業した。復活後は「SLみなかみ」などで運行している。

▲水上駅まで定期運行するC61 20

写真撮影はマナー守って

両日は沿線に写真を撮ろうと鉄道ファンが詰めかけることが予想される。JR東日本高崎支社は「マナーを守って、10年ぶりのSLの雄姿を楽しんでください」と呼び掛けている。