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完全試合の奇跡と軌跡
『昭和高校球児物語』を出版
2024.03.11
『昭和高校球児物語-前高 完全試合のキセキ-』が出版される。著者は第50回選抜高校野球大会(1978年)で甲子園史上初の完全試合を達成した群馬県立前橋高校の主将、川北茂樹さん。普通の野球部員だったナインが起こしたミラクル(奇跡)の裏側にあったトレース(軌跡)を紐解く。出版を記念して発売日の3月23日、アクエル前橋にナインが全員集合、トークショーを開く。
昭和の高校球児の青春綴る
前橋高は1978年3月30日、1回戦で滋賀県の比叡山高と対戦した。エースの松本稔投手は抜群の制球力を発揮、バックも好守で盛り立て打者27人に1人も出塁を許さず偉業を達成した。
『昭和高校球児物語』は川北さんが野球部に入ってから高校3年の夏で引退するまでを克明に振り返っている。完全試合や人生が変わったその後のこと、同時に甲子園出場を果たしたライバル、桐生高との熱闘には特にページを割いている。比叡山高をはじめ対戦校へのリスペクトも忘れていない。
試合だけでなく、平成や令和の高校球児には想像も付かない非科学的で根性論に基づく練習のきつさや女子高の文化祭に同期全員で行った淡い思い出など、昭和の高校球児のありのままの姿を描いている。
本を執筆した動機について、川北さんは冒頭の「はじめに」の中で、「記念碑的な勝利を収めて当然というだけの力量や技術を持ち合わせていなかったことは間違いない。この先、さらに高齢化すると記憶の減退もあり、過去の思い出を美化して物語を創ってしまいそうな危惧もある。いまのうちにできるだけ正直に、素直に当時を記録しておこうと本稿を起こすことにした」と綴っている。
3月23日、ナイン全員集合
出版記念トークショーは3月23日15時から17時まで。会場はアクエル前橋2階会議室。川北さんはじめナイン全員が当時の思い出を語る。入場無料。
『昭和高校球児物語-前高 完全試合のキセキ-』
- お問合せはこちら
- 027-290-1533(朝日印刷工業)
・体裁 | A5判、317㌻ |
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・定価 | 2000円(+消費税) |
・著者 | 川北茂樹 |
・発行者 | ぐんま瓦版 |
・印刷 | 朝日印刷工業 |
・販売 | TSUTAYA BOOKSTOREアクエル前橋、煥乎堂、朝日印刷工業、文真堂、本の家2、創業カフェ・ムーちゃん、カフェ・ド・プリモ |