パピロン生誕35周年を記念して
長岡さん９月24日まで個展

パピロンは沼田女子高校に赴任していた1988年、放課後にふと長岡さんの頭に「ぼくはパピロン」と話し掛けながら現れた「未来の赤ちゃん」。長岡さんのかけがえのない相棒となり作品に登場している。

生誕35周年を記念した今回の個展では、「パピロン・メルヘンシリーズ」と「パピロン・ブギウギシリーズ」を発表。ヨーロッパの風景を描いた作品を含め、アクリル、油彩、水彩画64点を展示している。

メルヘンシリーズにはモネの「落ち穂拾い」「睡蓮の池」をモチーフにたくさんのパピロンが絡むアクリル画や水彩画が並ぶ。原作とはまったく違った明るいタッチで描かれ、メルヘンの世界に誘う。ゴルフ場でボールになったり、公園で遊んだり、クリスマスツリーやケーキの飾りでも活躍している。

ブギウギシリーズはモンドリアンの「ブロードウェイ・ブギウギ」が原作。多数の正方形で分割された抽象画にパピロンが出現、これもまた楽しい印象を与えてくれる。

長岡さんが手作りしたパピロンの人形も展示、販売しており、女性の人気を集めている。

長岡さんは「パピロンと一緒に世界を飛び回ったり、遊んだりする気持ちになって楽しんでください」と鑑賞を呼び掛けている。