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前橋高「トマールくん」 がMVP
ぐんまプログラミングアワード

2023.08.19

前橋高「トマールくん」 がMVP
ぐんまプログラミングアワード

「ぐんまプログラミングアワード(GPA)」は8月19日、前橋・ベイシア文化ホールで開かれ、NVP・総務大臣賞はIot部門を制した「トマールくん」(県立前橋高校2年)が輝いた。特別賞の副知事賞はアプリケーション部門の県立前橋高校3年、橘祐貴さんが獲得。マエタカ勢はIot部門でコシダカ賞も受賞し、今大会で旋風を巻き起こした。

中高生の自転車事故減らしたい

トマールくんは前橋高校の猪熊蓮音さん、大嶋輝希さん、湯沢拓哉さんの3人。全国でワースト1となっている群馬県の中高生による自転車事故を減らしたいとの願いから、AIを活用した自動ブレーキシステム(トマールくん)を開発した。

システムは昨年5月から開発に着手した。GPAは昨年も応募したが、完成度が低く本戦出場はならなかった。試行錯誤を重ね、ブレーキレバーを引く力を強めたり、音声認識エンジンの精度を高めたりして改良を加え再挑戦した。

▲「校長先生のおかげです」と会場の二渡校長に感謝する「トマールくん」の3人

2冠に輝いた喜びを3人は「校長先生に激励の言葉をいただいたおかげ。1年研究した成果が出て幸せです」と応援に駆け付けた二渡諭司校長に感謝しながら語った。

▲「発想力、表現力、技術力のバランスが大切」と講評する福田さん

審査員で前橋工科大理事長の福田尚久さんは「決勝に残った発表は特許申請すべき。そのくらいレベルが高い」と講評、プログラミングの意義について「問題に気付いて、みんなで共有して、解決策を見いだすことに本質がある」と強調した。

▲副知事賞に輝いた橘さん

▲ジュニア部門で優勝した「しとらす ぴいち」

▲アプリケーション部門優勝の「Englux」

▲コシダカ賞に輝いた「ForeRunner」

GPAは「群馬をICTの聖地に」とデジタル人材の育成、発掘を目指し、上毛新聞社が主催、クライムとコシダカホールディングスが特別協賛して開催した。ジュニア、アプリケーション、Iotの3部門に予選を勝ち抜いた15 組が参加、斬新な作品を発表した。

他の主な受賞者は次の通り(敬称略)。

・ジュニア部門 しとらす ぴいち(前橋元総社中2年・上田桃、前橋元総社小5年・上田柚)

・アプリケーション部門 Englux(高崎高2年・細田晃佑、黒沢駿、常見健太)

・コシダカ賞 ForeRunner(県立前橋高2年・小野瑛太、小板橋悠斗、村田佳成琉)

 

▲eスポーツで「芸能界最強」と自称する淳さん(左)

▲トムスのカート型シミュレーション体験

3部門のプレゼンテーションの合間に多彩なイベントも繰り広げられた。

VRアーティスト、せきぐちあいみさんはVRアートを即興で制作するパフォーマンスを披露した。「ゴールデンボンバー」の歌広場淳さんは「群馬では『まねきねこ淳』です」と協賛社に配慮して笑いを取り、来場者代表とeスポーツ「鉄拳」で真剣勝負した。

ICTに関連した協賛社のブース出展やeスポーツ大会も人気を集めた。

▲クライムのブース。「上毛かるたGO!」を紹介した

▲「まねきねこ」の最新カラオケ。VR空間でカラオケを楽しめる

▲ジンズのハンズフリーマウス体験会

▲第一生命群馬支社は血管年齢測定を実施した