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バハに初参戦の「TEAM JAOS」
リベンジ誓う 無念のリタイア

2022.12.01

バハに初参戦の「TEAM JAOS」
リベンジ誓う 無念のリタイア

群馬県を拠点とするオフロード・モータースポーツチーム「TEAM JAOS」は11月18日、メキシコのバハ・カリフォルニア半島で開幕した北米大陸最大のレース「バハ1000」に初参戦した。残念ながらマシントラブルのため目標とした完走はならなかった。チームクルー全員が無事帰国した。

電子系統にトラブル発生

バハ1000は1台の車両で山岳や砂漠が続く1000㍄(約1600㌔)をノンストップで走るキャノンボールレース。1967年に始まり、今年で55回目の歴史あるレースに地方の4WD向けパーツメーカー、ジャオス(榛東村)を母体とするチームが参戦するのは極めて異例の挑戦だった。ドライバーは前橋市在住の能戸知徳さんが務めた。

▲世界を舞台に戦ったTEAM JAOS

「レクサスLX600」で市販車・無改造の部門に出場した。国内で2度、ラスベガスや近郊でも2度にわたるテスト走行を経て本線に臨んだ。

▲スタート地点。快調だったが…

11 月18 日正午(現地時間)にスタートし、当初は順調に山岳コースを走行していたが、20㍄付近から電子系統の制御が入り始めた。燃料系や吸気系などのあらゆる可能性を探りながら修復を試みたものの、エンジンの調子は戻らなかった。

結局、100 ㍄付近で次のポイントに到達するころにはタイムオーバーとなってしまうことが判明したため、苦渋のリタイアを決断した。

世界屈指の過酷なオフロードレースと称される大会であり、今年は世界各国から276台が参戦し完走は137台。半数強が途中棄権となった。

 

 

応援に感謝、モノづくりに活かす

赤星大二郎監督は「残念な結果になってしまったが、タッグを組んでいるCANGRO Racingのサポートを継続するため、リタイア後も行動を共にし来年へ繋がる得難い経験を積むこともできた。今回得られた経験によってクルマとヒトを鍛え、われわれのモノづくりに活かすべく継続した取り組みにしていきたい。TEAM JAOSの挑戦は続きます。応援ありがとうございました」とコメントしている。

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