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スローシティ 中心街にも
事務局長が前橋・赤城を視察

2026.09.11

スローシティ 中心街にも
事務局長が前橋・赤城を視察

 地域の食や自然、歴史、文化を大切にし個性、多様性を尊重するまちづくりを目指す国際組織「チッタスロー(スローシティ)協会」(本部・イタリア・オルヴィエート市)の事務局長、ピエール・ジョルジョ・オリベッティさんが9月11日、スローシティに認定されている前橋・赤城地域を訪れた。富士見地区では「幻のダイコン」と呼ばれた時沢大根の復活に取り組んでいる生産者と交流、「チッタスローの理想。他の地域の参考になる」と絶賛した。

時沢大根復活プロジェクトを絶賛

 オリベッティさんは夫人のイザベラ・マルモンティさんを伴って、時沢大根発祥の地である安楽寺不動堂を訪れた。

 時沢大根復活プロジェクトの会長、奈良清さんから栽培に手間がかかり生産量が激減した中、17年前から復活に取り組んできた経緯を説明された。

▲時沢大根のたくわんを美味しそうに

 たくわん漬けを出され、「塩味だけでなく、いろいろな味が感じられる」と美味しそうに試食した。

 夫人は「レシピはありますか」と尋ね、作り方が公開されていることを知ると「秘密ではないのですね」と満足そうにうなずいた。

 復活プロジェクトの取り組みを高く評価したオリベッティさんは「あなたはチッタスローの大使であり英雄」と称え、奈良さんの胸元にチッタスローのバッジを付けて友好を誓った。

▲自らバッジを付けるオリベッティさん

 スローシティ運動の活性化にあたっている前橋赤城マイマイの会に所属する共愛学園前橋国際大と東洋大の学生とも意見交換し、「学生は明日の大人。チッタスローで未来を作ってください」とサインした木製のプレートを贈った。

▲学生の話に耳を傾けるオリベッティさん

 畑で種蒔き体験する予定だったが、あいにくの雨とあってポットに種を埋め、無事の発芽を願った。

前橋産の豚肉に舌つづみ

 オリベッティさん夫妻はこの後、道の駅まえばし赤城でスローシティにかかわる市民との交流会に臨み、赤城南麓で栽培された豚肉やソーセージをバーベキューで味わった。

 赤城山頂にも足を運び、大沼周辺や鳥居峠の「ほぼの駅AKAGI」を視察した。

 オリベッティさんはアウトドアを軸とした観光振興に期待するとともに、「前橋の中心街にもチッタスローの新しい取り組みを入れてほしい」と要望した。

 チッタスローには日本国内で前橋・赤城地域と宮城県気仙沼市が認定されている。