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前橋市で水道に異臭 飲用には煮沸して
2025.12.04
前橋市内の一部で12月2日から、水道水にカビ臭がするとの指摘が相次いでいる。前橋市水道局によると、群馬県水道が取水する利根川の取水地で臭気が確認された。毒性はなく健康には問題ないが、飲用する場合は煮沸することを呼び掛けている。4日午後3時現在、異臭は残っている。
毒性なく、健康に問題なし
前橋市水道局によると、2日午後から市民から「水道に異臭がある」との連絡が多数寄せられているという。
群馬県の発表では12月2日、群馬県水道で浄水処理した水道用水から河川水のカビ臭に由来する臭気がわずかに検出された。取水に異常はないことから通常の浄水処理、水道用水の供給を行っている。
浄水場では、取水や送水など臭気チェックを定期的に実施、12月2日の15時にカビ臭を確認したことから速やかに粉末活性炭を注入したが、送水にわずかなカビ臭が検出された。
影響の範囲は群馬県水道の給水範囲である前橋市、高崎市、桐生市、伊勢崎市、渋川市、榛東村、吉岡町、玉村町の一部。
カビ臭の原因物質には毒性はなく、そのまま飲用しても健康への影響はない。
やかんなどでふたを取った状態で5~6分程度煮沸すると臭気原因物質は揮発し、抑制することができるとしている。


