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学びたい
前高 150年へ文武両道貫く
同窓会に500人集まる
2024.07.14
群馬県立前橋中学校・前橋高等学校の令和6年度同窓会が7月13日、前橋商工会議所会館で開かれ、県内外から集まった500人の同窓生が旧交を温めた。3年後に開校150周年を迎えることになり、学校、PTA、同窓会が一丸となって記念の年を迎えることを誓い合った。
3万7000人の応援に感謝
総会で都丸正樹同窓会長は通常開催に戻りコロナ前と同様の同窓会を開けるようになったことを喜び、幹事学年の平成9年卒業組の尽力を讃えるとともに、「明治10年(1877年)の開校から3年後に150周年を迎える。学校、PTAと準備会を発足させます。いいアイデアがあったら申し出てください」と同窓生も一丸となって記念の日を迎えるよう呼びかけた。
今年4月、同窓生として7年ぶりに校長に赴任した天野正明校長は進学状況や部活動の近況を報告したあと、「3万7000人の卒業生の努力、母校への愛情が在校生の励ましになっている」と感謝し変わらぬ応援をお願いした。
懇親会では酒を酌み交わし旧交を温め、「赤城颪に送られて」で始まる校歌を全員で合唱。幹事学年の引き継ぎも無事に済ませ、1年後の再会を約束した。
「川北・松本」が即興でお笑い
昭和54年卒業の「前高54会」は甲子園で史上初の完全試合を達成した野球部主将、川北茂樹さんが3月に出版した『昭和高校球児物語-前高 完全試合のキセキー』を会場で販売した。
宴もたけなわとなったところで、川北さんとエースの松本稔さんがPRのため登壇した。川北さんが「幹事学年のみなさんの点数を当時、教員をしていた松本が不当に低く付けたことを本人に成り代わってお詫び申し上げます」とぼけると、松本さんは「いま桐生高にいますので、同窓会に出るわけに行かず、きょうは川北が書いた本の販売員としてやってきました」と鮮やかにつっこみ。川北さんの長男が活躍するお笑いコンビ、「真空ジェシカ」顔負けのトークで会場を沸かせた。