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アーツ前橋、3年ぶりに「アーツナビゲーター」募集
8月30日締切

2022.08.22

アーツ前橋、3年ぶりに「アーツナビゲーター」募集
8月30日締切

アーツ前橋は市民ボランティア「アーツナビゲーター」を募集している。対話型鑑賞会「おしゃべりアートデイズ」で、来館者と一緒に、気づきや感想を自由におしゃべりしながら作品鑑賞をサポートする。アートが好きな人、アーツ前橋を応援したい人、応募してはいかがだろう。締切は8月30日(火)必着。(取材/柁原妙子リポーター)

アートを通じてコミュニケーションスキルを磨く

「『アーツナビゲーター』はアーツ前橋独自の呼称。対話型鑑賞会『おしゃべりアートデイズ』でファシリテーターを担う市民ボランティアのことです。開館当初から育成しており、現在は30代から70代の7名で構成。1年ごとの更新制で、かつては大学生が在籍したこともあります」と同館学芸員の辻瑞生さんが解説してくれた。

 

▲気軽に応募をと辻さん

アーツ前橋

▲対話で思考を深めていくアーツナビゲーターの高橋はる美さん(右)

対話型鑑賞は80年代後半にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発されたもので、現在は日本でも多くの美術館で取り入れられている美術鑑賞法。「県内でボランティアを養成して実際に活動しているのは、今のところアーツ前橋のみ」という。

この鑑賞法では、1つの美術作品をみんなで囲み、「自分の目で観て、感じたり考えたりしたことを語り、他の人の語りを聴く」を繰り返す。「アーツナビゲーター」は鑑賞会のファシリテーターであり、ガイドや解説者ではないので専門的な美術の知識は不要。「作品を自分の心に寄せて話をすることが重要。話し方は上手である必要はありません。どちらかというと聴き上手の方が向いていますね」と辻さん。

▲情熱的にアートに誘うアーツナビゲーターの伊藤佳之さん

アート好きな18歳以上、5人程度を募集

応募要件は、満18歳以上。同館で行われる第1回研修(9月17日)に参加できることなど。詳しくは下記ホームページを参照。

今回の募集は5人程度。参加費無料。

申し込みは、氏名、年齢、住所、電話番号、応募動機や研修への期待、抱負などを添えて、アーツ前橋へEメール、郵送、または持参する。研修受講の可否は書類選考のうえ、9月5日までに連絡が来る。

申し込み、問い合わせ先

アーツ前橋「アーツナビゲーター」係

お問合せはこちら
027-230-1144
住所 前橋市千代田町5−1−16
メールアドレス info@artsmaebashi.jp
ホームページ https://www.artsmaebashi.jp/?p=17914(全研修日程はこちらを参照)