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200年以上前の楽器で楽しむ室内楽
9月2日、昌賢学園まえばしホールで

2022.08.21

200年以上前の楽器で楽しむ室内楽 
9月2日、昌賢学園まえばしホールで

作曲家が曲を作った当時の楽器(ピリオド楽器)で、モーツァルトやベートーベンを楽しもう。古楽器アンサンブル「東京コンソーツ」のコンサートが、9月2日(金)、昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)小ホールで開かれる。(取材/中村ひろみリポーター)

『キラキラ星』や『エリーゼのために』を当時の楽器で

東京コンソーツはピリオド楽器演奏の最前線で活躍する日本人の演奏家が集ったアンサンブル。今回のコンサートは『キラキラ星変奏曲』や『トルコ行進曲』、『エリーゼのために』など、親しみやすいクラシックの演奏に、楽器や作曲家の秘話などのトークを織り交ぜ、子供連れでも楽しめる構成になっている。親子券の用意もある。

現代の楽器は、広いコンサートホールでも、音が遠くまで届くよう、作曲当時の楽器に比べて、大きく、弾きやすくなっている。18世紀半ばから19世紀前半の産業革命以前、数々の名曲が生まれた頃の楽器は、親方の工房で一つひとつ手作業で作られた。今よりも小さく、弾きこなすにはクセがあるものの、素朴な音のする楽器だった。東京コンソーツの演奏は、当時の楽器やその複製楽器によって、作曲家が作曲したその時にイメージした音色をよみがえらせる。聞き覚えのある曲に、新たな発見や、これまで以上の美しさや親しみやすさが感じられるだろう。

こんな楽器が登場

▲フォルテピアノ

フォルテピアノは、それまでの弦をはじいて音を出すチェンバロとは違い、ハンマーで弦をたたいて音を出す鍵盤楽器として登場。ピアノの弦を叩くハンマーは今より小さく、鍵盤の数も約6オクターブしかない。

▲ナチュラルホルン

ナチュラルホルンは現在のようにピストンなどが無く、唇の振動とベルの中の手の動きで音程を変える。そのゲシュトップ奏法の技術は現代の演奏家にも受け継がれている。

▲高崎芸術劇場で行われた公演の様子。音色を聞いてみよう

東京コンソーツ前橋公演

日時:2022年9月2日(金)17:00開演(16:00開場)

会場:昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)小ホール

住所:前橋市南町3-62-1(JR前橋駅南口徒歩8分)

主催:ベルカントジャパン合同会社

共催:株式会社 空間あい

チケット(全席自由): 一般2,500円 学生1,500円 親子券3,000円

予約・問い合わせ先

株式会社 空間あい

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