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炭火焼き鳥の自販機登場
馬場川沿いの「煙 千代田3号店」
2022.07.27
焼き鳥の自動販売機が前橋市中心街、馬場川通りにある「煙 千代田3号店」前にお目見えした。冷凍になっており、湯煎するだけで、炭火で焼いた香ばしい焼き鳥を味わえる。コロナ禍で飲食店営業に制限がかかる中、逆境を逆手にとった形でラーメン、中華料理、デザートなど従来なかったユニークな自販機が次々に登場。本格的な味を24時間いつでも購入でき、家庭で気軽に食べられるようになった。
1本100㌘のジャンボ焼き鳥
店入口に置かれた黒い大型自販機。赤城鶏を使ったタレ味のもも肉ねぎま、塩なんこつと鶏皮塩の3種類ある。いずれも3本1000円。7月21日に設置したところ評判となり、供給が間に合わない状態が続く。本日は2種類売り切れで、購入できたのはももだけ。
説明書通りに湯煎する。パックを開けると、プーンといい匂い。肉は大ぶり。店で提供する焼き鳥は1本40㌘前後だが、自販機用は100㌘ある。噛み応えあり、1本で十分なボリューム。価格設定も納得できた。
自販機の設置について、オーナーの野村大介さんは「テイクアウトもしているが、焼き立てが一番おいしい。家庭でも焼き立てに近いのを食べてもらえるよう考案した」と説明する。炭火で焼き香ばしさを付けたあと、真空パックで低温調理するが、完全には火を通さない。湯煎することで、最高の状態に仕上がるよう計算している。
「非常に手間がかかるが、お客さまから好評。前橋市内に4店舗ある煙の店頭だけでなく、キャンプ場や道の駅にも置きたい」と展開を構想している。
煙 千代田3号店
問い合わせ 027-234-1194
住所 前橋市千代田町4-3-1
本格中華からデザートまで
ドリンクかと思ったら出汁だった。そんな笑い話もあるくらい、自販機は際限なく拡大している。本格的な肉料理や総菜、ラーメン、デザートまで何でもそろう。365日24時間営業。しかも人と接触することがない。
ドライブスルーでドレッシング
自販機で全国的に話題となったのがイタリア料理店「ピッツェリア・ペスカ」。ドライブスルーにも対応する自販機はテレビ番組で紹介され、人気に火が付いた。新発売の「ニンジン味」を加えた2種類のドレッシングは500円、辛口万能オイルは600円。
(前橋市六供町1030)
煮干しラーメンは生麺、生スープ
渋川市のラーメン店「かのうや」が前橋市六供町に煮干しラーメンの自販機を設置している。生麺で無添加の生スープのため、賞味期限は1週間。高級食材を使い一番出汁のみのプレミアム(890円)とコクスープ(590円)の2種類。麺も2種類ある。
(県道前橋玉村線沿い)
餃子に加え人気の中華料理3品
中華総菜を製造するみまつ食品の直売所「餃子工房Ron」の店頭にある。2種類の餃子は20個入り600円、海老チリ、黒酢酢豚、麻婆豆腐はそれぞれ200㌘入りで900円。夜遅くなり店が閉まっていても、本格的な中華料理を購入できるのはうれしい。
(前橋市野中町401-3)
もつ煮、ハンバーグを冷凍で
女屋食品が直営する弁当店「一心屋」は弁当に使う総菜を冷凍にして自販機「ど冷えもん」で販売する。もつ煮(800㌘、1000円)、餃子(25個、1000円)あらびきハンバーグ(4個、1000円)、しゅうまい(15個、1000円)など。豚肉はすべて群馬県産。
(前橋市亀泉町1-11)
食パン、菓子パンどれも500円均一
中心街にある「パン工房シャトア」は透明なコインロッカーのような自販機がある。中が確認でき、好きな商品を選べる。食パン、菓子パンの詰め合わせ、ラスクなどどれも500円均一。夏場以外は調理パンやコーヒーなどのドリンクも提供する。
(前橋市千代田町2-7-14)
冷たい焼きいもで猛暑を過ごす
甘味処「ことほぎ」は店舗前に「極濃蜜やきいも」の自販機を置いている。甘くねっとりした食感が特長。「あたたかい」に加え、夏向けに「つめたい」も用意している。価格はSサイズ(3本入り、230㌘)が400円、Lサイズ(260㌘)が500円。
(前橋市朝日町3-28-19)