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【カレーの魔力▶町食堂編】
スプーン一杯の幸せ

2025.08.28

【カレーの魔力▶町食堂編】
スプーン一杯の幸せ

 初めての食堂に入り、メニュー選びに困って「カレーでも食べるか」と大して期待していなかったのに、一口食べて笑顔が膨らむ。そんなこと、ありますね。家でも食べられるけど、食堂のカレーって、身も心も温めてくれます。

ハイカラな洋食屋さん

 群馬病院近くにある老舗の洋食屋さん「レストランとよだ」。たっぷりのサラダが一緒になったワンプレートの「洋風どんぶり」の1つにメンチカレー丼があります。丸々太ったメンチにスプーンを入れると、肉汁が流れ出てきます。中辛のカレーはみんなに愛される優しい味です。

▲幅30㌢の大きなプレートに盛られます=とよだ

 「小さな食堂 福ろう」はフライ専門店。74種類の定食があります。カレールーが単品であり、自分好みのカレーを作れます。エビフライ、カニクリームコロッケ、イカフライ、アジフライ…。個人的にはメンチカツとハムカツが好きです。

▲ハムカツカレーにしました=福ろう

 「味よし」はカレーとドライカレーがあります。両方とも100円でカツを付けられます。カレーはやや辛口。スパイスを駆使するカレー専門店のような尖った味ではなく、懐かしく優しい味です。味噌汁付きなのもうれしいですね。

▲味よしのドライカレーにカツ追加

昭和の黄色いカレー

 時折、無性に食べたくなるのが「かつどん なかや」の「昭和カレー」。辛くなく、スパイシーでもない黄色いカレーです。かつどん専門店ですからカツが3枚あり、カレーにも豚肉が入っています。カツにソースを掛けてもよし、醤油を垂らしてもよし。3枚目はどっち?

▲なかやの昭和カレーはソースを掛けたくなる

 「定食と丼の店 幸心」のカレーは優しいお母さんのカレー。小さな子供でも食べられるように、辛さを控え、野菜は形を残さないように煮込んでいます。辛口が好きな人は卓上のガラムマサラで調整します。掛け過ぎにはご注意を。

▲幸心のカツカレーに炙りチーズを追加しました

 「二代目とんちゃん」はカレーと焼きそばが2枚看板。カレーはおしゃれなキーマカレーです。のせ肉、タコさんウインナー、目玉焼きといった焼きそばと共通のトッピングで自分好みにカスタマイズできます。焼きそばにカレーをちょいがけもOK。常連さんの注文でメニューになったとか。

▲とんちゃんの焼きそばにカレーをちょいがけ

セットにするか大盛りか

 何を食べても美味しい「キッチン大和」。カレーライスは単品でもありますが、ラーメンとのセットは850円と信じられないお値段です。スープが共通しているのでカレーとラーメンの相性は抜群。麺を啜り、カレーライスを口にしたら、スープで流し込む。最高に幸せな時間です。

▲カレーもラーメンも旨い=大和

 「食事処 丸登」は大食いの聖地、前橋を代表する1軒。デカ盛りのカツカレーはオムライスと並ぶ人気メニューで、「ルーが足らなくなったら足すかんね」と店員さんが声を掛けてくれます。家族経営のあったか人情が隠し味です。

▲丸登のカレーうどんとミニヒレカツ丼のセット

  ※価格や商品内容、営業時間などは取材時のデータです。変更になっていることもあります。