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臨江閣ですき焼きを
11月1日からディナー開始
2025.10.27
国の重要文化財に指定されている前橋公園の臨江閣で11月1日から、すき焼きが提供される。上州牛をはじめ食材から調味料まで、すべて前橋市を中心とした群馬県産で作る「すき焼き県・群馬」の新名物。歴史と風格を感じる明治期の迎賓館で贅を尽くしたディナーコースを堪能できる。オープニングレセプションが10月27日に開かれ、招待客に振る舞われた。
食材、調味料すべて群馬県産
臨江閣の指定管理者となっているメモリードグループが運営する。東京・青山にあるミシュラン二つ星レストラン「傳(でん)」のシェフ、長谷川在佑さんが群馬県らしさを全面に押し出したコースを開発した。
最高級のニジマス「ギンヒカリ」のお造り、姫人参を添えた手作り胡麻豆腐と栗の渋皮煮に続いて、「臨江閣すき焼き」と命名したメイン料理が登場する。
▲ギンヒカリのお造り
▲胡麻豆腐と栗の渋皮煮
上州牛のサーロインと氷室豚をグループごとに専属の調理人が調理する。油が飛ばず、匂いがこもらないよう、IHクッキングヒーターを使い、ゆっくり煮込むように仕上げる。割下は正田醤油をベースに卵黄入りの玉味噌を合わせたコクのある味わい。安全・安心な飼料で育てた卵に絡めていただく。
▲調理人が最高の状態で提供する
▲上州牛のすき焼き
▲氷室豚もあります
シイタケやネギ、焼き豆腐ももちろん県産。ご飯とともに水沢うどんも用意している。
最後に季節ごとのデザートとほうじ茶が出される。
2人からの完全予約制。個室を使用する。
国指定重文で料理と空間堪能
臨江閣別館2階の大広間で開かれたレセプションには各界から60人余りが出席した。
メモリードグループの吉田卓史社長は「群馬県は『すき焼き県』を打ち出した時期があったが、群馬らしいすき焼きを食べられるところが少ない。すき焼きとともに臨江閣の空気を味わい、外から来た人を案内する場として利用していただきたい」と挨拶した。
▲挨拶する吉田社長
▲祝いの言葉を述べる小川市長
▲「臨江閣は前橋の宝」と称え、乾杯の音頭を取る金子昌彦前橋商工会議所会頭
前橋市の小川晶市長は、「臨江閣は前橋にとって歴史と文化を代表するヒストリックランドマーク。群馬の名物を特別な空間で堪能できる。多くの人に親しまれ、前橋の力が発信されることを期待します」と挨拶、食事は取らずに退席した。
琴の演奏に合わせて日本舞踊が披露され、出席者は臨江閣の重厚な雰囲気とともに優雅な日本のおもてなし文化を満喫していた。
▲優雅な踊りでレセプションに花を添える
明治期の迎賓館「臨江閣」
臨江閣は近代和風の木造建築。本館、別館、茶室があり、いずれも国の重要文化財に指定されている。
本館は1884(明治17)年9月、当時の群馬県令・楫取素彦の提言を受け、土地を後に初代前橋市長となる下村善太郎が提供し市内の有志の協力と募金により迎賓館として建てられた。1893(明治26)年には明治天皇が宿泊している。
茶室はわびに徹した草庵茶室で、同年11月、京都の宮大工、今井源兵衛によって造られた。
別館は1910(明治43)年、群馬県が主催した一府十四県連合共進会の貴賓館として建てられた書院風建築。木造2階建てで入母屋造り。2階には180畳の大広間がある。
店舗情報
臨江閣 料亭すき焼き
- お問合せはこちら
- 027-231-5792
| 住所 | 前橋市大手町3-15-3 |
|---|---|
| 営業時間 | 17時30分~21時30分 |
| 定休日 | 月曜(祝日の場合は翌日) |


