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買いたい
地元の青果、鮮魚、精肉店も出店
「住吉ユニオンマルシェ」8日開催
2025.06.03
地域の暮らしに自然と溶け込む新たなマルシェ「Sumiyoshi Union Marché(住吉ユニオンマルシェ)」が、6月8日、前橋市日吉町のカフェ『コンフィチュリエ』周辺で開催される。地元の青果店や鮮魚店も出店し、まるでフランスの朝市のようなふらっと買い物を楽しめるイベントになっている。
(取材/堀口知子リポーター)
ただそこにいる贅沢
日常の中で「何もしない」「ただそこにいる」ことの贅沢を体感できる場を提供したい――。主催者のカフェ『コンフィチェリエ』店長、柳井亮太さんが思い出すのは、神奈川県・三浦で出会った古民家イベント。「買い物の強制感が一切なく、空気感そのものが心をほどくような体験だった」という。
マルシェに行ったら、何か買わなければいけない。そんな気持ちを取り除いてくれる、まるでフランスの朝市のような日常の風景に溶け込むイベント。それを前橋に再現しようと、住吉のまちと人を巻き込んだ小さな市場を立ち上げる。
▲会場となるコンフィチュリエ
地元の「個」がつながる
住吉ユニオンマルシェの最大の特徴は、地元で商いを続ける個人店が中心であること。マルシェへの出店が少ない青果店や鮮魚店をはじめ、精肉店、酒店など暮らしに関わる業種が並ぶ。
また、女性向けのリユース古着、ハンドメイドアクセサリーなども出品される。買い物の合間には、コーヒーや軽食、かき氷なども楽しめる。
あえて目玉商品や大々的なステージは設けない。来場者がそれぞれのペースで会場をまわり、気になった品を手に取り、出店者と会話を交わす。
「日常の買い物の延長で立ち寄れるようにしたい」と柳井さん。屋内外を自由に行き来でき、どこでもゆっくり過ごせるように導線も工夫する。
▲打ち合わせをする柳井さん(写真右)と、一緒に企画を進める二宮歩美さん
2カ月に1度の開催目指す
一過性のイベントではなく、今後も2カ月に1度程度の定期開催を目指し、継続的に地域に根付かせていく。最終的な目標は、「前橋グリーンドームでの大規模開催」という。
商業的な成功だけでなく、「居心地の良さ」「心の豊かさ」を提供することを重視。
「ふらっと寄れる、何もしなくていい、ただそこにいたくなる…。そんな空気感の中から、前橋の風土や街並みの魅力を生かしたマルシェの継続や、地域コミュニティの新たな形を生み出していきたい」
Sumiyoshi Union Marché(住吉ユニオンマルシェ)
日時:2025年6月8日(日)9時〜14時※雨天決行
会場:群馬県前橋市日吉町1-1-7 アイビータウン周辺(コンフィチュリエ・コンフィチュリエ駐車場・ふらんす市場前)


