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めぶくPay 簡単、便利に
メールアドレスで利用登録

2024.10.01

めぶくPay 簡単、便利に
メールアドレスで利用登録

 前橋市のキャッシュレス決済サービス「めぶくPay」がますます便利になる。本人確認のためマイナンバーカードが必要だったが、メールアドレスだけで利用登録が可能となり、市民だけでなく、市外から前橋に立ち寄った人も簡単に利用できる。利用できる店舗の情報も従来は店舗名や簡単な特徴が文字情報で書かれていたが、地図情報からめぶくPay登録加盟店を探すことができるようになる。

地図から店舗探しも可能に

 利用登録の簡略化は市外からの来訪者にめぶくPayを利用してもらえるようにするとともに、市民の登録拡大を目指して取り組んだ。前橋BOOK FESが10月19、20日に開かれ、数万人規模の来訪者が見込めることから、これに合わせてバージョンアップする。10月7日から利用できる。

 支払額の3%還元をはじめ、受けられるサービスはマイナンバーカードでの登録者と変わらない。

▲利用者が増えているめぶくPay

 店舗検索はこれまで、店舗名や業種のジャンルからしかできなかった。利用者から地図から検索できるよう要望があり、前橋に関するさまざまな情報を提供するアプリ「グッドグロウまえばし」をバージョンアップする。10月1日から利用できる。

▲めぶくPayの登録、利用を呼び掛ける木暮社長

 めぶくPayの機能向上について、管理・運営するめぶくグラウンドの木暮正樹社長は「市外からふらっと前橋に来られた方が簡単に登録でき、利用できる。土地勘のない人も地図情報から近くにある店舗を見つけられる。個人情報などのセキュリティは従来通りに担保され、お得なサービスも受けられる」と指摘、登録、利用を呼び掛けている。

2万人近く登録、17億円超決算

 めぶくPayは2023年12月にサービスが始まった。9月現在、利用登録者は1万8829人、累計決算金額は17億7876万円となっている。

 利用できる加盟店は1353店。飲食店をはじめ、小売店、サービス業と幅広い。タクシーや進学教室、ダンススタジオ、自動車ディーラー、日帰り温泉、家事代行、コインランドリーにも広がっている。

 利用者は決済金額の3%を還元され、各種公的給付金やキャンペーンでめぶくPayが活用される。

加盟店舗は電子決済やクレジット決済で通常、店側が負担する数%の手数料が掛からないメリットがある。

▲町の魚屋さんでも使える店が増えている