オーストラリア帰りの山﨑さん　
18日、ヴィーガンラーメンのカフェ開業

提供するヴィーガンラーメンは醤油、味噌、坦々、麻婆の４種類。野菜を３時間煮込んで、甘みを抽出したスープを取り、手作りのマー油でコクを加える。

麺にも卵を使わない。小麦の麺のほか、グルテンフリーの人向けに米粉の麺も用意する。

トッピングにも野菜を豊富に使い、華やかな雰囲気だ。

「店名のTRY ONは試してみて、という意味。ヘルシーで旨味たっぷりのヴィーガンラーメンをぜひ試してください」と山﨑さん。

22歳から２年間、オーストラリア・メルボルンにあるヴィーガンレストラン「NEKO NEKO」の二番手シェフとして働いた。同店の名物メニューがヴィーガンラーメンだった。「初めて食べたときは衝撃を受けた。え、これがヴィーガン？と疑うほど、奥深い味わい。見た目も味もインパクトたっぷりだった」と振り返る。

ヴィーガンの食事をするようになって、気持ちのアップダウンが少なくなり、リラックス効果も感じるようになった。

「生まれ故郷の群馬で、ヴィーガンの魅力を伝えたい」「ヴィ―ガンラーメンを多くの人に食べてもらいたい」との思いで帰国。小学校時代からの友人、高柳大河さんと一緒に「TRY ON」の開店準備を始めた。

店ではヴィーガンラーメンのほか、揚げ出し豆腐プレート、手づくりポテトとマメコロッケプレートなどのプレートメニュー、ヴィーガンバーガーも用意する。

「開店から３カ月間は無休で、店を開き、多くの人に認知してもらおうと思います。週末にはカフェ営業のあと、バーとしても利用していただけるようにします」と山崎さん。

25歳の挑戦が始まった。