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「高山囲碁道場」が誕生 週に2日、前橋の自宅を開放

2022.05.05

「高山囲碁道場」が誕生 週に2日、前橋の自宅を開放

囲碁好きが腕を競う私設の碁会所「高山囲碁道場」が前橋市龍蔵寺町に誕生した。御年90歳になる日本棋院群馬県支部連合会名誉会長、高山博厚さんが自宅1階の客間を開放。無料で利用できる。
火曜日と木曜日の昼下がり。高山道場には数人の囲碁好きが集まって対局が始まる。コロナに注意してワクチン接種をした人に限定、マスクを着用し小声で話す。静寂の中、パチン、パチンと囲碁盤に碁石を打つ心地よい音が響き渡る。

前橋市内にはかつて、碁会所がたくさんあったが、娯楽の多様化により急激に減少。高山道場の近くにあった日本棋院たちばな支部も数年前、道路拡幅に伴い廃止された。
高山さんは10歳から囲碁を始め日本棋院主催の都道府県対抗大会で優勝した実力者。上毛新聞社などの観戦記も手掛け、後進の指導にもあたった。
道場は囲碁好きの交流を深めようと、昨年11月に開設した。駐車場もあるため、玉村町など遠方から来る常連もいる。富士見町の池田輝尚さん(79)は「高山先生には子供のころから教わった。ここに来るのが生きがいです」と笑顔で話す。

▲自宅を碁会所として開放している高山さん

囲碁の魅力について、高山さんは「簡単にできるけど、奥が深い。ハンディを付けられるので、初心者でも楽しめる」と説明、新入りを歓迎している。
時間は13時~17時ごろまで。問い合わせは娘の福島祐子さん(090-2453-8972)へ。