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遊びたい
糸井さん 遠州より来る
福岡からの「本の旅」に途中乗車
2024.09.15
前橋BOOK FES(10月19、20日)の「言い出しっぺ」でエグゼクティブ・プロデューサーの糸井重里さんがブックフェスに送る本を持ち、9月15日、前橋プラザ元気21へ届けた。前回に続いて福岡から前橋まで1100㌔の「本の旅」をした「ほぼ日刊イトイ新聞」の乗組員(従業員)、永田泰大さんの運転するワゴン車に静岡県から途中乗車した。
本を積んでワクワク
15日18時50分、白いワゴン車が元気21北側に到着、待ちかねていたブックフェスのサポートスタッフや実行委員ら25人から歓迎の拍手が起きた。
糸井さんは「すごいね。ありがとう」と疲れた様子もなく、出迎えてくれた人に声を掛けた。
持ってきた本は段ボール箱50箱以上あった。「すごいんだよね。(高速道路のサービスエリアに)本を持った人が次から次へと来てくれて。途中、途中で喜ばせてくれることばかり。車に本をいっぱい積んで走ってきたらワクワクした」と運び込まれる段ボールを横目にうれしそうに話した。
前回もスタッフとして参加した埼玉県の平野侑美さんと小学2年生の鈴奈さん親子を見つけると、「園児だった、あの子がねぇ」と2年間の成長ぶりに驚いた様子。平野さんは前橋市に実家があり、「前回は絵本コーナーを担当した。今回も楽しく頑張ります」と張り切っていた。
糸井さんが来ることをメールで知ったスタッフの黒澤智志さんは不動産関係の本13冊を直接手渡し、「空き家問題の一助になればうれしい。糸井さんは距離感が近く、人柄がにじみ出ている」と感激していた。
永田さん、2度目の福岡―前橋
永田さんは初のブックフェスが開かれた2022年10月、その年の夏に亡くなった本好きだった叔父さんの蔵書をブックフェスに届けようと、「順二郎おじさんの本を福岡から前橋に本を運ぶ。」に挑んだ。叔父さんの2000冊と道中で寄贈された大量の本をレンタカーに積み込み1泊2日で強行完走した。
今回は叔父さんの本はないものの、眠っている本を旅させたいと思い立ち、再度挑戦した。空路で福岡まで行き、9月13日から2泊3日の日程で出発。Xで情報を発信し、途中のSAやPAに来てくれた人から本を集めながら前橋へ向かった。
糸井さんは15日昼過ぎ、駿河湾沼津SAで永田さんを出迎えて同乗、ゴールまで伴走した。
前回の「順二郎おじさんの本を福岡から前橋に本を運ぶ。」の記事はこちらから。