赤城山で台湾夜市楽しもう
８月３日に「らんたん祭り」

　大沼湖畔の飲食店や旅館、キッチンカーでは豚バラ肉を甘辛く煮込んだ人気のル―ローハンをはじめ、温かい素麺に似た麺線、台湾まぜそば、胡椒餅などの台湾グルメを提供する。粉雪のようにふわふわな台湾かき氷も人気を集めそうだ。湖畔の店舗ではまつり終了後も１週間、台湾グルメを提供する。

台湾式お茶入れの体験会は青木別館付近の特設テントで開く。群馬県台湾総会の会員が指導する。台湾物産も販売する。12時～17時まで。お茶入れ体験は１人600円。

子供も楽しめる夜市の遊びも待っている。倒れているビール瓶を紐の先端に付いている金属リングを使って立たせるビール瓶起こしは簡単そうにみえて結構難しく、大人もつい夢中になってしまう。成功すれば景品をゲットできる。会場はバンディ塩原付近の特設テント。1回300円。

アウトドア体験会も同時に行われる。縄を引っ張って高い木に登るツリーイング、カヌーツアー、スラックラインを楽しめる。

恒例の灯ろう流しは19時から始まる。赤城神社の御神火を灯ろうにともし、湖面にながしながら祈願する。灯ろうはイベント本部で15時から限定500個販売する。１個1000円。

らんたんは台南市からみなかみ町に贈られたものと、大沼周辺の飲食店などで来店者に絵付けしてもらったものを大沼湖畔や覚満川沿いに飾り付ける。18時ごろに点灯、夜市気分を一層盛り上げる。

当日は交通渋滞が予想され、主催者はバスの利用を呼び掛けている。ＪＲ前橋駅、上電中央前橋駅、富士見温泉（道の駅ふじみ）と赤城山頂3カ所を運行。最終便は赤城山ビジターセンターを20時に発着、前橋駅に21時９分到着の予定。

らんたん祭りは台湾の衛生・医療行政に貢献した羽鳥重郎、台南市長として文化財保護に尽力した羽鳥又男が現在の前橋市富士見町出身という縁を現代に繋げようと、地元有志で実行委員会をつくり2022年から開いている。