【癒しの森にようこそ－赤城自然園だより▶7】
春が来た！

青空に映える、黄色い糸状の花を咲かせるマンサク。春一番に咲く「まず咲く」という言葉が変化したとも、作物の豊年満作を願ってその名がついたとも言われます。

縁起の良い花として、幸福の「福」と長寿の「寿」の字をあててその名がついたと言われるフクジュソウ。よく晴れた日には太陽に向かって目一杯、花びらを開きます。その咲き姿やビタミンカラーの黄色から、見ている私たちもパワーをもらえます。

セリの葉に似ていて、中国の薬草、黄連と同じように薬用として用いられたセリバオウレン。私は赤城自然園で初めてセリバオウレンを知りました。まだ寒い3月から小さな花を咲かせ、山野草ならではの可憐さがあります。

これからは、尾瀬で有名なミズバショウが、例年ですと3月中旬から4月中旬まで見られます。花が終わったあと、巨大化していく葉も面白いです。

そして3月下旬からは、春の風にゆらゆらと揺れるカタクリも足元を彩ります。

ぜひ、春の訪れを告げる花々をゆっくり楽しんでいただきたいです。

※３月末までは土、日、月曜のみ開園