【石川知恵子の3月の絵本】
『ぼくはなきました』（東洋館出版社）

今度のさんかんびに「自分のいいところ」を発表することになった。

先生は、「みんな　いいところが　ありますよ」と言いますが、

いくら考えても　ぼくには　いいところが　見つかりません。

友だちの　いいところは　たくさん思いうかぶのに。

泣きそうになった　ぼくに　先生が　おしえてくれたのは　自分では　わからなかった　ぼくの　とってもすてきな　いいところ！

自分のいいところは、自分ではわからないものですね。

小学校の教諭だった、くすのきしげのり先生が書いた絵本は、心にしみる良いお話ばかりです。

「おこだでませんように」、「ふくびき」なども　あわせて　読んでほしいです。

入園、入学を前に読みたい絵本のコーナーを作りました。

「幼稚園や小学校って　どんなところかな？」

「知らない子がいっぱいいるけど　大丈夫かな？お友達はできるかな？」

「先生はどんな人かな？」

そんな不安な気持ちを吹き飛ばすような、子ども達の好奇心をくすぐる楽しい絵本をたくさん集めてあります。

新しい季節に向けて、ワクワクする絵本を見つけに　ぜひ遊びに来てくださいね。