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屋台で食べて遊ぼう「元総社 まちのえんにち」 
25日総社神社で

2022.09.22

屋台で食べて遊ぼう「元総社 まちのえんにち」 
25日総社神社で

コロナ禍で希薄になった人と人のつながりを取り戻そう――。昔ながらの地域のお祭り「元総社 まちのえんにち」が25日(日)10時30分から17時まで、総社神社境内で開かれる。参道に沿って屋台が並び、食べたり、遊んだり、作ったり。櫓(やぐら)を組んで盆踊りや和太鼓演奏も行われる。同イベントの発起人、都丸渥司さんにえんにちの内容や開催の想いを聞いた。(取材/阿部奈穂子)

――都丸さんは元総社町のフランス菓子店「ルイドール」のオーナー。「元総社 まちのえんにち」を開こうと思ったきっかけは。

「2017年に総社神社の隣に『えんにち茶屋』という古民家カフェを開き、神社と交流が始まったのが最初です。2019年の大みそかには、参拝前に手や口を清める手水鉢(ちょうずはち)に花を浮かべ、花手水(はなちょうず)を作りました。コロナで柄杓(ひしゃく)が撤廃され、寂しくなった手水鉢を賑やかにして、年末年始のお詣り来る方に喜んでもらおうと思って。それ以降、ほぼ毎日、花の手入れのため神社を訪れ、神社の方々といろいろお話ししているうちに、総社神社を核としてこの地域を盛り上げていければいいなあと思ったのです」

――それがお祭りという形になったのですね。

「そうです。コロナ禍でも大人にはまだ自由があった。かわいそうなのは強制的に自由を奪われた子供たち。彼らに楽しんでもらうため、昔ながらの地域のお祭りを開こうと考えました」

 

▲楽しい一日にしたい、と都丸さん

▲いまや花手水は神社の名物に

――お祭りの内容を教えてください。

「参道の両脇に木製の屋台が8体並び、地元の商店が出店します。飲食は『かめやきいもまる』の焼き芋、『がってん野菜』の野菜販売、『ナイスミート』の餃子、『きむち屋』のもつ煮、『椿屋本店』の焼きそば、『Bar&Dining tree』のビールやドリンク、『えんにち茶屋』のチョコバナナなどが出ます。遊びのコーナーでは『黒田人形店』によるコマやけん玉体験、『ON BASE』によるピンボールと射的。ワークショップもやります。『松原新』の手ぬぐい染め、『ひの芽』の廃材を使ったオモチャづくり、『ディップス朝日』の缶バッジづくりなどです」

――福引コーナーも作るそうですね。

「はい。屋台を3軒利用すると、スタンプが3つもらえて、1回福引ができます。その景品が豪華なんですよ。『ファミリー太閤』の2000円分お食事券が50組、『椿屋本店』の1000円分のお食事券5組など、レストランチケットだけで100組。オリジナルの団扇や手ぬぐいも当たります」

――ほかに注目ポイントは?

「祭りには音楽も欠かせません。境内のご神木の横に、高さ4㍍の櫓を組んで、盆踊りをします。11時30分と13時からの2回、地元のグループ『T-aiko五屋』による和太鼓演奏も見逃せません」

▲風車をつくり、神社に飾る。雨や風に強い紙を使用

――多彩な内容ですね。

「地元の商店や仲間たちが積極的に協力してくれたおかげです。いまは雨が降らないことを祈るばかりです(笑)」

――元総社地区以外の人も参加できるのですか。

「はい。どなたでも。気軽に遊びに来てください」

「元総社 まちのえんにち」

日時:9月25日(日)10時30分~17時

場所:総社神社境内(前橋市元総社町1丁目31-45)

駐車場:下記を参照

※神社北側第一駐車場は七五三や一般参拝者優先。

元総社 まちのえんにち