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「TEAM JAOS」視界良好
11月に北米最大ラリー「バハ1000」

2022.09.11

北米大陸最大の自動車ラリーレース「バハ1000」(11月、メキシコ)に初出場する「TEAM JAOS」はレースに出場する車両のシェイクダウンテストを行った。車両の仕上がりは良好のようで、ドライバーの能戸知徳さん(前橋市在住)は「ファーストインプレッションとして、いい車だなと思った。本番を楽しみにしている」と静かに闘志を燃やしている。

世界屈指の過酷なレースに挑む

走行テストは8月1日から3日にかけてモーターランド野沢、9月5日に旧浅間サーキットで2度にわたって実施した。赤星大二郎監督は「車体はもちろん、ドライブフィールはいまのところ上々。本番に向けて細部を煮詰めていく」と手ごたえをつかんでいる。

バハ1000は1台の車両で山岳や砂場が続く1000㍄(1600㌔)を走り切る。世界各国から約250チームが参加、半数以上が途中危険となる世界屈指の過酷なオフロードレースだ。

4WD向けパーツメーカー、ジャオス(榛東村)は社員を中心として、2015年にラリーチームを結成した。国内やアジアで実績を残し、今年から3年計画でバハに挑戦することになった。

「レクサスLX600」をベースにサスペンションやマフラー、フェンダーをオリジナルで製作。ドライバーの生命を守るため車体内部を補強した。

テスト走行を終えた能戸ドライバーは「1000㍄、安全にペースを守り、ゴールまでたどりつきたい」と完走を第一目標に掲げている。

▲モーターランド野沢で行われたシェイクダウンテスト。サスペンション、タイヤ、ブレーキ、ライティングなど各部にわたって念入りにテストした。ジャオスの写真に加え、群馬トヨタグループのエンジニアが参加した