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ザスパ・細貝選手が引退 前橋市出身、元日本代表
2024.10.23

サッカー元日本代表のJ2ザスパ群馬、細貝萌選手が今季限りで現役を引退する。前橋市出身で前橋育英高からJリーグ浦和レッズに入団、主力MFとして活躍した。世代別の日本代表を務め、2008年の北京五輪に出場、2011年にはアジアカップ優勝に貢献した。
ザスパ群馬主将でチーム牽引
細貝選手はU-16から日本代表として活躍、U-23で迎えた2008年の北京オリンピックは本田圭佑、香川真司選手らとともに出場した。2011年のAFCアジアカップでは準決勝の韓国戦で本田圭佑のPKが相手GKに阻まれたこぼれ球を押し込むなど優勝に大きく貢献した。
ザスパには2021年のシーズン途中に電撃入団、22年、23年に主将としてチームを牽引した。今季のリーグ戦は3試合の出場にとどまった。
高校入学前はトップ下でさばく攻撃的なプレーを得意としていたが、前橋育英高に入学後、山田耕介監督は危機察知能力やセカンドボールへの寄りの速さといった細貝選手の隠れた才能に着目。守備能力を高く評価し、ボランチへとコンバートした。
その後はボランチを本職としながら、日本代表ではチーム事情に合わせてセンターバックやサイドバックでも活躍するマルチプレーヤーだった。
ザスパは公式ホームページで「本人のコメントはホーム最終戦でのセレモニーならびに2024シーズン公式戦終了後に開催予定の記者会見にてお伝えさせて頂きます」としている。
(写真はザスパ群馬HPより)

細貝萌(ほそがい・はじめ)1986年6月、前橋市生まれ。前橋広瀬 FC ―前橋南 FC ― FC 前橋ジュニアユース から 前橋育英高に進学。在学中にJ1浦和レッズの特別指定選手となり、レッズに入団する。ドイツのバイエル・レバークーゼンに移籍、ドイツやタイのプロチームを経て、2021年9月からザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)に入団した。Jリーグは通算156試合に出場、6得点。U-16から世代別の日本代表に選出され、北京五輪やアジアカップで活躍する。