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民間主導進め県と市の連携を
前橋商工会議所が新年互例会

2024.01.07

民間主導進め県と市の連携を
前橋商工会議所が新年互例会

前橋商工会議所(金子昌彦会頭)の新年互例会が1月7日、210人が参加して開かれた。民間主導で新たな街づくりが進む「めぶく。」動きを加速させ、群馬県と前橋市の連携による公共交通をはじめとする未来型プロジェクトを推進していくことを誓い合った。

「いいね」をもらえるまちに

▲来場者を出迎える金子会頭(左)ら前橋商工会議所幹部

「生糸の市(いとのまち)」の新年会らしく、金子会頭と4人の副会頭は金屏風の前で晴れがましく着物姿で来場者を出迎えた。

冒頭、能登地震や羽田空港での事故の犠牲者に黙とうを捧げ、金子会頭が挨拶した。厳しい経済情勢の中、デジタル技術を活用したビジネススタイルの変革の必要性を訴えたあと、「私は前橋が大好きです」と口調を強めて呼び掛けた。

▲「前橋を愛する人のエネルギーが大きい」と歓迎する金子会頭

「全国から前橋に視線が注がれている。広瀬川や馬場川で進むインフラ整備に呼応を合わせるように新たな出店があり、新たなにぎわいを創出している」と分析。「ウェルビーイングなまち、『いいね』をたくさんもらえるまちにしたい」と新年の目標を語った。

「流れを絶対に止めないで」

来賓として挨拶した山本一太知事は前橋のまちづくりが民間主導で進んでいることに敬意を表し、「経済界の人にお願いがあります」と訴え始めた。

マイナンバーを活用した公共交通、赤城山の開発を例に「県と市が連携して進めている。デジタル分野で前橋は最先端を走っている。赤城山はものすごい可能性を秘めている。最初で最後のチャンスになるかもしれない」と強調。一段と大きな声で「この流れを絶対に止めないでください」と繰り返した。

▲県と前橋の信頼関係の重要性を訴える山本知事

▲「期待できる年になる」と1年を読む山本市長

続いて挨拶した山本龍市長は「商工会議所と一緒に取り組んでいるさまざまな案件が市民の目にも見えるようになりつつある。期待できる年になる。(企業が)投資をして利回りを受けられるような経済環境を整え、新しいチャレンジをしたい」と”公約“した。

久しぶりの通常の互例会に戻ったことから、出席者は笑顔を絶やさず親睦を深め、1年の飛躍を誓い合った。

▲声高らかに乾杯する出席者