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手打ちうどん おおしまや
暖簾が繋がった

2023.01.15

手打ちうどん おおしまや 
暖簾が繋がった

惜しまれつつ昨年7月末に閉店した「手打ちうどん おおしまや」が復活した。前店主の大嶋博さん(70)から水沢うどんの水香苑が店舗とレシピを継承し、「おおしまや」の暖簾を繋げた。お品書きも変わらず、常連を喜ばせている。

レシピ伝承、お品書きも同じ

おおしまやは1983(昭和58)年1月、大島さんが脱サラして開店した。コシの強い平打ちのうどんと大きな天ぷらで人気を集めたが、心臓疾患で入退院を繰り返したことから閉店。居抜きで店を継いでくれる人を探していた。

大嶋さんによると、「30件ほどレシピを譲ってほしいといった話があったが、『おおしまやの味、スタイルを守りたい』と一番熱心で、感じがよかった」という理由で後継先を決定。レシピを惜しげもなく伝え、お祝いに真新しい暖簾を贈った。

▲元気でうどんを打っていた大嶋さん

再出発は1月12日。数年前に改装したこともあり、看板も店内もそのまま。100円ほど値上げしたが、お品書きも同じだ。味噌味の白虎、揚げ玉と山菜の入った八木節、焼うどんもある。

▲新生、八木節うどん。盛り付けがきれいになり、ナルトが加わった

店舗立ち上げのため現場指導に当たっている水香苑料理長の中山義啓さんは「小麦粉も同じものを使っている。大嶋さんは職人の勘で作っていた部分が多く、完全には同じものは作れないが、お客さんの意見を聞きながらできるだけ近づけていきたい」と話している。

大嶋さんは開店2日目に顔を出し、かけうどんを注文した。「天ぷらはきれいに上品になった。うどんは俺のとは少し違うけど、おいしかったよ」と満足そうだった。

▲現場指導にあたる水香苑料理長の中山さん

店舗情報

手打ちうどん おおしまや

お問合せはこちら
027-232-0821
住所 前橋市荒牧町495-4
営業時間 10時30分~16時
定休日 月曜