interview
聞きたい
【聞きたいオグラユウタさん1▶︎】中1から始めたドラム
共愛高F&R部で音楽の楽しさを知る
2022.05.26
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのCMソング「愛する人」をはじめ、話題曲を連発する大躍進中のロックバンド、FOMARE。前橋出身のオグラユウタさん(ドラム)と伊勢崎出身のアマダシンスケさん(ボーカル、ベース)、カマタリョウガさん(ギター)の3人で構成しています。オグラさんに学生時代の思い出を聞きました。(取材/阿部奈穂子)
傍から見てもイケイケなバンド
―2019年、前のドラムの方が抜けて、オグラさんがFOMAREに入りました。以前からFOMAREのメンバーとは知り合いだったのですか。
アマダシンスケとカマタリョウガは中学のころから、高崎のライブハウスでちょいちょい会っていました。
高校時代、自分は学校外でオルタナティブロックバンドをやっていて、そのバンドで群馬や東京のライブハウスに出るようになり、二人と会う機会がさらに増えました。
―メンバーになる前、FOMAREをどんな風に見ていましたか。
最初からイケイケな印象がありました。とにかく、活動スタイルがカッコいいバンドだなと思っていました。
がんと集客が増えても、地元のバンドを県外のツアーに呼んだりするんですよ。例えば地元の「Phone」というハードコアバンドを、対バンで呼んだり。若いお客さんたちが「Phone」を見ているっていう絵面がたまんなかったです。
印象に残っているのは「小手」というバンドのレコ発(レコード発売企画)。「good bye my bicycle」「phone」+1バンドでFOMAREが解禁されたときは本当にカッコいいなと思いました。
この日、自分は違う用があって行けませんでしたが、カマタと2人で、ギルド(ライブバー)のカウンターで飲んだときに聞いて興奮した覚えがあります。
野外ライブに向けて猛練習
―ドラムを始めたのはいつですか?
中1です。親戚のおじさんがやっていて、おじさんの家に行くとドラムセットがありました。かっこいいなあと思って憧れたのがきっかけです。
最初は独学でしたが、途中、煥乎堂のヤマハ音楽スクールで習った時期もあります。それで仲間とバンド組んで、音楽にはまっていった感じです。
―共愛学園高でF&R部に入部されました。F&R部の思い出といえば。
高校時代は音楽しかしていなかったですね。毎年、文化祭みたいなイベントがあって、野外でライブをするんですけれど。そこに向けてみんなで練習していく感じで、楽しかった。
時々、ライブハウスを借りて、校外ライブもしました。いろんな部員とバンドを組んで、ギターやったり、ドラムやったり。コピーとかもしていました。
―誰のコピーでしょう。
バンドメンバーによって変わります。うちの高校は外国人の生徒が多かったので、アメリカ人のジョシュアとやるときはSum 41やブリンク182。女の子とバンドを組んだときは、メロコアチックな曲をやったりしていました。ロックンロールな曲もやりました。
―部活の顧問の先生を覚えていますか?
はい、いまもF&R部を担当している伊藤大地先生です。インディーズ男で、先生だけど先生じゃないみたいな感じ(笑)。生徒に対してすごく親身になってくれて、バンドやってる人の気持ちをわかってくれるので、今まで出会った先生の中で一番好きです。ちょっとアウトローな部分も含めて好きです。
おぐら・ゆうた
1994年12月、前橋市生まれ。共愛学園高卒。2019年、FOMAREに加入。FOMAREで好きな曲は「愛する人」「かわらないもの」。