巨大かつ 丼からはみ出る
いっぷく亭

すごいかつ丼があると聞き、やってきました。一番人気のたれかつ丼を注文します。新潟県の名物ですね。揚げたカツを出汁の効いた醤油ベースのタレにくぐらせます。

でてきた丼を見て、思わず「嘘っ」。子供の顔くらいある巨大なかつが2枚、丼に乗っているというか、覆い隠しているというか。

あらかじめ別皿が用意され、ナイフとフォークが付いてきたのも納得。実は、いい武器になります。

2枚とも別皿に移すと、キャベツの千切りとマヨネーズがご飯に乗っていました。いいですね。

まずは武器に頼らず、豪快にかつに食らいつきます。豚肉を叩いてから揚げるので薄めですが、適度な歯応えが「肉を食べているんだな」という幸せな気分にさせてくれます。

上品な薄味。甘味も控えめです。しかし、これがいいんです。タレはご飯にも満遍なくかかっていて、最後まで飽きることなく食べられます。

顎が疲れてきましたので、武器に助けてもらいましょう。適度な大きさに切り分けたら、丼に乗せてご飯と一緒に。ご飯も旨いな。しかし、1枚目でギブアップ。2枚目は持ち帰りさせていただきました。

お若い店主は美容師から転職したという鷹野つかささん。「群馬県はソースかつが主流なので、あえてたれかつにしたら意外と評判がよかった」とか。

米は国産コシヒカリ。上州麦豚や赤城牛といったブランド肉を使っています。丼や定食に付く小鉢も充実していて、またまたいい店に出会えました。