gourmet

食べたい

入魂のスープ、こだわりの麺
博多一路

2022.05.23

「呼び戻し」で深い味わいに

「濃厚豚骨らーめん」を謳います。午後6時の開店と同時に来て10組待ち。入店まで45分かかりました。開店3年目にして、超人気店となりました。

基本の博多らーめんを注文します。カウンター越しに店主の境野智基さんの作業、特に麺の湯切りを見ているとほれぼれします。1人前ずつ茹でる縦長のテボで湯切りした後、平ザルに移し徹底して水分を除きます。入魂のスープを薄めないためでしょう。

▲入念な湯切り。忙しくても手抜きはしません

▲順番待ち。店内が気になるお客さん

まずはスープを一口。旨味が強い。そして、臭みがない。背脂もしつこくありません。そういえば、店に入った時も豚骨ラーメン店特有の臭さをまったく感じませんでした。

スープは豚の頭を3日間強火で炊きます。博多ラーメンのルーツ、久留米で「呼び戻し」と呼ばれる、残ったスープに継ぎ足す方式を採用。熟成が加わることで味わい深く、まろやかになるのですね。

「湯気通し」は茹で時間1秒

麺はメニューには「やわ」から「はりがね」まで4種類ありますが、さらに硬い「粉落とし」や茹で時間わずか1秒という「湯気通し」も可能とか。「ばりかた」でお願いしました。

▲つまみになるメンマと煮卵。缶のビールやサワーがあります

▲この極細麺。噛むとプツッとします

都内の老舗製麺所と試作を繰り返し完成させた特注麺は超極細。低加水でありながら熟成させることで強いコシと風味が生まれました。歯応え最高。麺に適度にスープが絡みます。

大判のチャーシューはローストポークのよう。柔らかく味が染みています。具は煮卵が半分とメンマ。それに万能ねぎが口直しになります。

卓上には辛子高菜、紅ショウガ、ニンニク、ゴマが置かれています。替え玉して味変を楽しみましょう。

▲豊富な薬味。少しずつ味を変えていきましょう

▲焼ぶためしは細かく切ったチャーシューを炙ります

店舗情報

博多一路

お問合せはこちら
☏非公開
住所 前橋市下大島町410-7
営業時間 18時~24時
定休日 月曜