一人焼き肉の快楽を堪能
南大門ホルモン館

一人焼き肉ができるようになると、男も一人前ですね。女性は？　「女王さま」と呼ばせてください。もし、見かけたら「あちらの女王さまにガツ刺しを差し上げて」と店員さんにお願いします。

一人焼き肉の難点は多くの種類を食べられないこと。ことに大盛りが普通の前橋市内の焼き肉店では大食いでも２、３種類が限度でしょう。でも、大丈夫。こちらにはとっておきのメニューがあります。

ミックスホルモンです。その日お薦めの豚肉13種類が１切れずつ入っています。シロ、ハツ、ナンコツ、レバー、コブクロ、タン、タケノコ、ハラミ、カシラ、ガツ、ガツ芯、ピートロにロースでした。

一説では「放るもん」としてホルモンと呼ばれるようになった内臓肉ですが、何の何の旨いですよね。味も食感もまったく違う、13種類を食べ比べできるのは贅沢。新鮮ですから塩味でいただきます。

うれしいことに付けダレのほか、レモン果汁、梅おろしが常備されています。この梅がいいんです。さっぱりとして食欲を刺激します。

一通り食べたら追加しましょう。壁紙に「火曜、金曜はレバー祭り」とあります。当日午後とれのレバー（通常451円）を110円で提供してくれます。禁断のレバー刺しもできそうですが、焼きましょう。ゴマ油と塩でいただきました。

キムチやハチノスの黒胡椒和えも食べて満腹ですが、〆がほしいですね。麺類で一番人気という北海道冷麺をハーフで。冷麺にしては太麺。麺好きにはたまらないです。

一人焼き肉、すっかり堪能しました。