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食べたい

生そば 近留(きんとめ)
釜揚げ蕎麦 香り馥郁

2026.03.17

無理にお願い裏メニュー

 北海道産の玄ソバを石臼で挽き、打ちたて、茹でたての三たてを庶民的なお値段で提供してくれる愛すべき町の蕎麦屋さんです。開店直後に伺い、無理なお願いをしてみました。

 「釜揚げ蕎麦、作ってもらえませんか?」

 出雲の名物で、かつて高崎市内の蕎麦屋さんにありましたが、店を閉めてしまいました。春は名のみ。風の寒さに、ふと食べたくなりました。

 「蕎麦の熱盛りは時々、注文がありますが、釜揚げは初めて。まあ、作ってみますか」。4代目店主の小関健太郎さんが快く引き受けてくれました。

▲大きな釜をのぞきながら茹で具合を確認する小関さん

 大きな釜に生蕎麦を入れ、頃合いを見計らって茹で湯ごと丼に盛り込みます。冷水で締めることはしません。釜揚げうどんと同じです。

▲シンプルな釜揚げ蕎麦

 丼が置かれると、そこはかとなく蕎麦の香り。わざわざ作っていただいた熱い汁に浸して啜ります。

 もりと違って蕎麦のコシや一気に啜る喉越しは感じられません。それでも、風味は何倍もします。蕎麦も汁も熱いので、最後まで冷めません。胃の中で熱さを感じます。これはたまりませんね。

▲熱い蕎麦を熱い汁に付けて

春感じる山菜天ぷら

 ネギ、ゴマと七味を汁に加えます。野菜天ぷらを汁に浸すとコクが出て、ますます美味しくなります。最初から揚げ玉の入った熱いつけ汁「ポンポコ」にする手もありました。

▲薬味の葱の細い切り方がお見事

▲お目当ての天ぷらは…

▲サクラエビ、シュンギク、ウド(左から時計回り)

 天ぷらはお目当てのフキノトウが残念ながら売り切れ。ウドとサクラエビ、シュンギクをいただきました。春遠からじですね。

 丼に残った茹で汁は濃い蕎麦湯。つけ汁に入れて、美味しく飲み干しました。

 

▲宴会の時に無理言って作ってもらった冷製カボス蕎麦

 天ぷらを揚げる奥さまによると、釜揚げうどん、もりの熱盛り、熱汁は裏メニューとしてあるそうです。

 釜揚げ蕎麦も多忙な時間帯を除けば対応いただけるとのこと。ちなみに、お値段はもりと同じ。せひ、お試しあれ。

▲基本のもり。まずはこちらを

店舗情報

生そば 近留(きんとめ)

お問合せはこちら
027-221-9745
住所 前橋市本町1-15-10
営業時間 1時~19時30分(土曜は14時30分)※夜は予約
定休日 日曜、祝日