gourmet

食べたい

蕎味 ほし乃
病を未然に防ぐ十割蕎麦

2026.01.06

健康を考えた蕎麦前から

 瀟洒な住宅の玄関を開けると、シーサーの置物の向こうに素敵なテーブルがあります。奥にも個室があり、ゆったりと時間を過ごせそう。

▲自宅の居間を週末だけ蕎麦処にします

 蕎麦前を楽しめる「おまかせコース」をお願いしました。料理の前に菊芋茶が出てきます。

 「血糖値の上昇抑制や腸内環境の改善に効能があります。予防栄養学の考えから生活習慣病を未然に防ぐ食事を提供します」。ご主人の星野睦子さんがにこやかに説明してくれました。

▲どれも健康を大切に手作りした蕎麦前

 蕎麦前は丸い陶器に6品が品よく盛られています。鰹節、宗田節、鯖節から取ったお出汁でお腹を温め、茹で卵の糠漬けと糠だきそぼろをいただきます。

 香ばしいスモークレバーは手作り。焼き鴨は相性のいいネギを添えて。イワシはマリネです。

▲鴨焼きにネギを添えて

▲イワシはマリネ仕立てで

 木のしゃもじに塗って焼いた味噌焼きは蕎麦の実とクルミ、菊芋が入っています。味噌や醤油をはじめ発酵食品はほとんど自家製。塩、砂糖、米は精製したものを使わないそうです。

▲日本酒によく合う味噌焼き

常陸秋蕎麦を石臼で挽いて

 蕎麦前を堪能したら蕎麦の登場です。ざるに盛られた瑞々しい蕎麦は常陸秋蕎麦の新蕎麦。丸抜きで仕入れ、自ら石臼で挽きます。粗挽きと細挽きの2種類の蕎麦粉を使い、「小麦粉は血糖値を上げてしまう」との理由でつなぎなしの十割で打ちます。

▲凛とした十割蕎麦

 黒光りした細切りの蕎麦は香り豊か。まずはそのまま手繰りましょう。喉越しがよく、しなやか。硬さとか、ごわごわ感はまったくありません。

 「2種類の粉を使うのは打ちにくいのですが、おもしろくもあります。粉の様子を見ながら、水をどれだけ欲しがっているか対話するんです」。蕎麦への並々ならぬ愛情を感じます。

▲きれいに細く切り揃えています

 蕎麦汁はすっきり濃口。蕎麦の旨みを最大限に引き出してくれます。ポタージュのような蕎麦湯で割って。最後まで美味しゅうございました。

 「百薬の長」の日本酒もあります。次回は蕎麦前で美味しい酒をいただきましょう。

店舗情報

蕎味 ほし乃

お問合せはこちら
090-8658-3952
住所 前橋市日吉町1-11-1
営業時間 11時~14時30分(予約制)
定休日 月曜、火曜、水曜、木曜、日曜