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地鶏らーめん翔鶴
王道にコクを加えた担々麺

2025.12.08

味のグラデーションを楽しむ

 王道の塩か、キレの醤油か。悩みながら店に入ると、見つけましたよ、塩坦々麺の張り紙。塩味の担々麺とは珍しい。「期間限定」「1日10食」「店長おすすめ」。これは決まりでしょう。

▲洗練された塩担々麵

 透明感のある黄金色のスープに担々麺の肉味噌が掛かっています。まずは肉味噌を避けるようにスープを一口。すっきり、雑味がありません。

 では、肉味噌を少しずつ溶かして。挽き肉は担々麵によくある粗挽きではなく、きめ細やか。極上のスープとの調和を大切にしています。ゴマの香ばしさ、味噌の甘み。ニンニクやショウガも入っているでしょうか。奥行きのある味になってきます。

▲肉味噌もベースのスープに合わせて上品に

 肉味噌に薬味のように添えられた白と青の白髪ネギ、糸唐辛子がいい働きをします。香味が肉味噌の甘さを抑え、さっぱりさせてくれます。

 地鶏の卵をつなぎにした中細ストレートの自家製麺がよく合います。喉越しがよく、噛むとプツンと切れる抜群の食感。大盛り無料がうれしい。

 具は肉味噌のほか、半熟の煮卵と極太のメンマ。このメンマ、見かけと違って割と柔らかです。

 後半になったら劇的に味変しましょう。ラー油を大量に回し掛けて。気品さえあった担々麺が狂暴になります。店主さんには申し訳ないけど絶旨です。

熱々の焼き小籠包で…

 しばらくご無沙汰していたら、以前は見かけなかった焼き小籠包がありました。蒸したのより断然好き。でかいし、香ばしいし。

 ゴマとネギが掛かっています。正しい。酢醤油に付けて噛むと、口の中に肉汁がジュワーと広がります。熱っ。学習能力がなく、毎度の口内火傷です。

▲この焦げ目も美味しい

 美味しかった塩担々麺ですが、そろそろ次の季節限定に変わるそうです。次回は冬の定番、味噌。バターをトッピングすると、もう最高ですよ。

▲醤油ラーメン。きれいな麺線です

▲大きな肩ロースのチャーシュー

▲塩と味噌。これも旨い

店舗情報

地鶏らーめん翔鶴

お問合せはこちら
027-226-5657
住所 前橋市関根町2-7-13
営業時間 11時~14時30分、17時30分~21時
定休日 月曜(祝日の場合は翌日)