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食べたい

三俣商店
焼鳥店がラーメン店に変身

2025.10.06

レモン香る塩、懐かしの醤油

 午後10時。「炭火やきとり山水」の暖簾が「三俣商店」に変わりました。朝採りレバーをつまみに呑んでいたお客さんが〆のラーメンを注文します。

 ラーメンは醤油、塩と塩Lemonの3種類。いずれも縮れ中太麺かストレート細麺を選べます。

 レモンとは。初恋の味がするのでしょうか。ストレート麺でお願いしました。

▲レモンがど、どんと

 湯気の立つ丼の中、黄金色のスープに輪切りのレモンが5枚浮かんでいます。レモンの島と呼ばれる瀬戸内・瀬戸田の無農薬レモンとか。皮は黄色でなく緑色。10月から収穫されるそうです。

 まずはスープを一口。爽やかな香りがふっと広がり、スープに清らかな余韻を残します。

▲この麺、塩レモンとの相性がばっちり

 硬めに茹でた麺は食感が素晴らしい。博多ラーメンの麺とは別物。しっかりしたコシが感じられます。

 レモンの酸味で脂身の多い分厚いチャーシューもさっぱりいただけます。レモンをよく絞って酸味増しにしました。これは飲んだ後に最高でしょう。

▲醤油ラーメンは昭和の屋台の味

 醤油は縮れ麺で頼みました。鶏ガラと野菜で取ったスープは油控えめで優しい味。縮れ麺がスープをしっかり持ち上げてくれます。昭和の屋台の匂いがします。

 チャーシューはバラのほか、大ぶりの肩ロースもありました。千葉県富津市のご当地ラーメン、竹岡式の作り方だそうで醤油の味が強く感じられます。

▲醤油ラーメンには縮れ麵が合います

年間300杯食べる部長

 焼鳥店に夜泣きラーメンを仕掛けたのは年間300杯を食べ歩く前橋ラーメン部の部長、三俣和哉さん。「ラーメン大好き三俣さん」の考案したレシピをもとに、山水の店主、小林隆行さんが腕を振るいます。

▲チャーシューとメンマはつまみになります

▲水餃子は皮がもちもち

 「遊び心半分、本気半分。飲んだ後につい食べたくなる一杯を作り上げていきます」と小林さん。シジミを使ったりと、さらに進化させていくそうです。

▲山水の小林さん

▲22時からは三俣商店の店主に

店舗情報

三俣商店

お問合せはこちら
027-212-9269
住所 前橋市千代田町2-7-12
営業時間 22時~翌4時(山水は18時~23時)
定休日 日曜、祝日、第3月曜