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幸ちゃんダイニング 
10種クラフトが飲める店

2025.08.01

料理もビールのためにある

 「うちはタップバーです。ビールを飲んでもらうための店」。店長の言葉どおり、カウンター奥には10本のタップがズラリ。前橋・南町に今年4月オープンした「幸ちゃんダイニング」は、クラフトビールを主役に据えた店。

 注目は、店オリジナルの「テングビール」。前橋市内に3店舗、高崎に1店舗を展開する幸ちゃんグループが手がけ、六供町の自社工場で製造している。ラガーからIPA、サワーまで、個性豊かなビールが並びます。

▲10本のタップがずらり

 さあ飲もう。私はテングビールの「さえずりラガー」、連れは「よなよなエール」、ハンドルキーパーの若手はウーロン茶で乾杯した。

 「さえずりラガー」は通常の倍の期間をかけて1カ月熟成。苦味が立ち、香ばしさのある深い味わい。よなよなエールはフルーティーで苦味控えめ。ビールの個性を飲み比べるのもこの店の醍醐味だ。

▲飲み比べしよう

 料理もすべてがビールのためにある。うずらの卵スタミナ醤油漬けはニンニクが効いた黄身がクセになる。8個入りでゴマの香りもいい。

 クラッシュの妙が光る「めちゃうまいキュウリ」は胡麻油と唐辛子の効いた定番の旨さ。ビールが進む、進む。

 

▲まずはアッサリ系から

 「ビール専用ソーセージ3種盛り」は、チョリソー、パセリ、粗挽き。切れば肉汁があふれ、旨味の強さが酒を進ませる。

 赤い衣の「バッファローチキン」はハバネロの辛さがズドンとくる刺激的な一品。「ハムカツボンバー」は厚切り一枚ハムに中濃ソースをたっぷりかけて、揚げたてを頬張ればグラスが一気に空になる。

▲バッファローチキン

▲ビール専用ソーセージ3種盛り

酔いの締めは博多仕込み

 2杯目は赤い「ととのエール」。アメリカ産ホップを贅沢に使った深いコクと苦味が魅力の一杯。あーうまい。

▲ととのエール

 締めは博多ラーメン。麺は博多の名店「慶史」から取り寄せた本格派だ。バリカタで注文、大判チャーシューが2枚、丼を覆う。

 醤油豚骨のスープは意外とあっさりで、満腹だけど替え玉までしてしまった。プラス60円でニンニクを足せば、翌日の活力もばっちり。ごちそうさまでした。

▲〆はやっぱりこれ、博多ラーメン

店舗情報

幸ちゃんダイニング

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050-1724-1866
住所 前橋市南町3-7-8
営業時間 17時30分~23時30分(LO23時)
定休日 月曜