手延ラーメン寿司　大金
ラーメンと寿司食べられます

「手延ラーメン寿司」の看板を見つけた。えっ、「ラーメン寿司」。入ってみましょう。

メニュー表の一番上にある「寿司ラーメン」を注文、しばし待ちます。

手延べラーメンの店は太田市に「喜満」、みどり市に「北山」があります。伊勢崎市にもかつて「勘助」があり、よく行きました。美味しかったな。

生地をねじりながら延ばし、一本が２本、２本が４本とだんだんと細くしていく技法です。手打ちとはまた違った食感が楽しめます。

ラーメンに寿司、サラダ、冷やっこにコーヒーまで付いてきました。

伸びないうちにラーメンからいただきましょう。柔らかく口当たりが滑らかな麺です。加水率は高め。うどんのような極太があれば、絹のような極細、超平打ちのピラピラも。当然、硬さも変わってきて、これが麺好きにはたまらないのです。

スープはあっさりした醤油味。鶏ガラと野菜で取った正統派です。ほんのりショウガが香ります。

大きなバラ肉のチャーシューが絶品。具は他にメンマとノリ。このシンプルさがいい。

寿司はマグロ２貫にイカ、玉子、いなりとかっぱ巻き。なぜか、見て懐かしく、食べるとほっとします。

店は開店して33年。ご主人の富岡一哉さんは伊勢崎の寿司屋で修業中、店が新メニューにラーメンを始めた際、勘助の店主から手延べを習ったそうです。

「本当はラーメン一本に絞りたいけど、寿司が好きな常連さんがいて、やめられないんさ」。こういう店、店主さん、好きだな。